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2022年11月28日(月)

大軍拡阻止・憲法守れ

国民的大運動を呼びかけ

日本平和大会閉会

 「なくそう! 日米軍事同盟・米軍基地2022年日本平和大会」(オンライン)は27日、閉会集会を開き、岸田政権を打倒し、「敵基地攻撃能力」保有や大軍拡を阻止し憲法を守る国民的大運動を呼びかけました。2日間でのべ4000人が参加しました。


写真

(写真)オンラインで開かれた閉会集会=27日

 日米軍事同盟発効70年にあわせフリージャーナリストの布施祐仁氏と室蘭工業大学大学院の清末愛砂教授(憲法学)がトークセッション。ロシアのウクライナ侵略など軍事同盟・集団的自衛権が戦争や軍拡競争につながること、在日米軍基地の存在が米軍の軍事介入で日本を戦争に巻き込むことにつながることなどを解明。布施氏は「東アジア地域のすべての国が参加する集団的安全保障体制で軍事同盟に依拠しない安全保障ができる」と指摘。清末氏は「軍事力ではなく外交に依拠する安全保障を。暴力による支配関係をつくらない、憲法24条の個人の尊厳と男女の本質的平等の人間関係が必要です」と語りました。

 米軍基地からの有害なフッ素化合物の流出被害について特別報告がありました。普天間基地がある沖縄県宜野湾市の「#コドソラ」の与那城千恵美さんは「住民の血液からも検出され、先祖代々受け継いだ水や土、娘が通う小学校の土からも検出された。国は対策をとってほしい」、横須賀基地がある神奈川県・横須賀平和委員会の田中隆雄事務局長は「米軍は泡が出ても異常値を検出するまで認めない。日米地位協定の抜本的改定を」と訴えました。

 各団体が「コロナ禍で休止していた実行委員会を再開」(若者憲法集会実行委員会)、「原水爆禁止世界大会にあわせて東京学生ツアー」(東京学生平和ゼミナール)などリレートーク。

 次回開催地の鹿児島県(準備会)は、馬毛島の軍事基地化や鹿屋基地への米軍無人機配備などの実態を報告し「基地のない鹿児島、基地のない日本を」と決意を語りました。


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