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2022年11月8日(火)

那覇軍港に米オスプレイ

「飛行中止」県が防衛局要請

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(写真)米軍那覇軍港に陸揚げされたオスプレイ3機=7日、那覇市

 米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイ3機が那覇市の市街地に位置する米軍那覇軍港に陸揚げされ、駐機しているのが7日、確認されました。

 防衛省沖縄防衛局から沖縄県に入った連絡によると、オスプレイ3機は6日に船舶から陸揚げされたといいます。目的など詳細については米側に確認中とのことです。

 7日朝から米兵らがオスプレイの機体の点検やエンジン調整などを行いました。

 オスプレイは今年2月に那覇軍港に飛来し訓練を実施。6月には普天間基地所属の3機が那覇軍港に飛来していました。これに対し県は、「県民に新たな基地負担を強いるもので断じて容認できない」とし、オスプレイなどの航空機の離着陸や訓練を一切行わないよう求めてきました。

 県は7日、那覇軍港での航空機の運用が「周辺住民をはじめとする沖縄県民に大きな不安を与える」として、沖縄防衛局に対し、陸揚げされたオスプレイが那覇軍港から飛行しないよう米軍に働きかけることなどを要請しました。

 那覇軍港をめぐっては、日米両政府による返還合意に基づき、同県浦添市沖への移設=新軍港建設=計画があります。国と県、那覇、浦添両市などによる協議会では、代替施設が那覇軍港の現有機能の確保を目的とすると確認されています。

 ただ、那覇軍港で行われる運用や訓練は代替施設でも想定され得ることから、代替施設でオスプレイの飛来や訓練が行われる可能性もあります。県は、移設に関し、オスプレイなどの航空機の離着陸・訓練を一切行わないことや、米軍艦艇の恒常的な展開や空母、原子力潜水艦の運用などで米軍基地機能が強化されることはあってはならないと国に求めています。


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