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2022年10月30日(日)

意思決定の場に女性もっと

神戸でジェンダーしゃべり場

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(写真)ハロウィーン仮装をして語り合う(左から)アルテイシア、きだ、松本の各氏=29日、神戸市東灘区

 「神戸市東灘区ジェンダーしゃべり場」が29日、東灘区文化センターで行われました。市内外から多くの女性が参加し、作家のアルテイシアさん、日本共産党の松本のり子神戸市議、きだ結兵庫県議らと、ジェンダーにまつわるモヤモヤを語り合いました。会場には無料の託児所も用意されました。

 松本市議は、1999年に議員になった当初、震災や空港問題などで夜遅くまで会議するため、週3日ほど子育てバイトを雇ったことを紹介。「家庭生活と両立できるよう働き方を変えないといけないと気づき、今は男女ともに改善しました」と話し、議会内での露骨なセクハラ行為も「今は#MeToo、#KuToo運動など全国で女性が声を上げたことで自然となくなってきた」と話しました。

 きだ県議は、自分の子が保育園に落ちた経験を語り「子育ては女性の役割」という固定観念が行政支援の弱さの根底にあり、女性の社会進出を阻んでいると指摘。市民運動と力を合わせ神戸市で中学校給食を実現、2024年度から「全員給食」へと拡充させたことを紹介しました。

 アルテイシアさんは「私の周りにも保育園に入れず仕事を辞めた女性はすごく多い。非正規雇用になったり、責任ある仕事も任せてもらえない」と訴え。世界経済フォーラムの「ジェンダーギャップ指数2022」で、日本は「経済活動への参加と機会」で121位、「政治参画」で139位と非常に低いことを紹介し「意思決定の場に女性を増やすことが大事だ」と話しました。


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