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2022年10月23日(日)

京都で地方議員第1党を――さらに前へ

統一地方選遊説 小池書記局長が訴え

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(写真)小池晃書記局長の講演を聞くJCP京都フェスの参加者=22日、京都市のみやこめっせ

 来年の統一地方選での躍進に向け、日本共産党の小池晃書記局長は22日、京都市での演説会で、「選挙まで半年を切った。自民、公明、維新などの『オール与党』と対決する共産党の議席の値打ちを広げ、住民と固く結びついた京都の共産党の底力で勝たせてください」と訴えました。府内の地方議員・予定候補者が勢ぞろいし、決意表明しました。

 小池氏は、大山崎町で前川光町長が再選し、党の全4候補が当選して議席占有率全国一となったことに触れ、「全国が励まされている。京都では草の根のネットワークで住民要求を実現し、信頼を広げてきた」と強調。党府議団が地域の経済団体や商店街訪問、電話相談で寄せられた声をもとに府に15回のコロナ対策申し入れを行い、中小業者支援やPCR検査体制の拡充などを実現させてきた実績を語りました。

 他方、関西財界が主導し国の自公政権と維新が結託して、大阪万博やカジノ誘致をてこに大型開発を進め、その流れを京都に持ち込み、北陸新幹線延伸、北山エリア開発と住民不在の計画を進めていると指摘。「ホテルの呼び込みなどで地価が高騰し、子育て世代や若者が住めなくなり全国一の人口減少が生じている」と批判しました。

 共産党は、維新政治持ち込みを許さず、高さ制限などの規制緩和を止めて京都の良さを守り、中学校給食を実施するなど「子育て世代も高齢者も住み続けられる京都へと住民と力を合わせてきた」と強調。「現有議席を絶対に確保し、府議会15議席以上、京都市議会19議席以上・第1党へ押し上げて。後半戦も含め地方議員第1党をさらに前進させてください」と力を込めました。

 国政をめぐっては統一協会と自民党の癒着に言及し「京都の自民府議・市議も多数が関連イベントの世話人に名を連ねていた」と指摘。「国際勝共連合が初めて大がかりに牙をむいたのが、革新府政を7期28年担った蜷川虎三知事の後任を選ぶ1978年の京都府知事選だった。全国から大量の信者を動員し、反共攻撃をくり広げた」と強調しました。

 統一協会と自民党議員との「政策協定」の問題が明らかになったとして、統一協会の主張が自民党の政策に影響を与えた疑惑など癒着の徹底解明が必要だとして「『民主主義守れ』の願いを、70年代以来、統一協会、勝共連合とたたかってきた共産党に託してください」と訴えました。

倉林氏らトーク 候補者決意

 各地の視聴会場を結んで開かれた演説会では、倉林明子党副委員長・参院議員と作家のアルテイシアさん、京都府議・市議がジェンダー問題でトーク。統一地方選候補者らが紹介され、「府民の暮らし、いのちに寄り添う第2党の議席を守り抜きさらに前進を」(島田けい子府議)、「負担増の押し付け許さず、いのち・暮らし・商売を守る議席の躍進を」(山本陽子京都市議)と決意表明しました。

 3年後の参院京都選挙区に立候補表明した倉林氏は、「市民と共産党の共同が政治の展望をひらく。地方選候補者と心ひとつに必勝に全力あげる」と力をこめました。

 京都市右京区から来た女性(90)は、「今の政治は年金生活者にもあまりに冷たい。ひどい政治を共産党の勝利で変えてほしい」と話していました。


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