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2022年9月29日(木)

トイレの水も不足

静岡市清水区 断水続く

本村議員が調査

 日本共産党の本村伸子衆院議員は28日、台風15号で浸水と断水被害にあった静岡市清水区に入り、内田隆典静岡市議と被災地を調査しました。


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(写真)流された橋の前で自治会長(左)から説明を受ける内田市議と本村議員(右)=27日、静岡市清水区

 静岡市清水区では、台風15号による大雨の影響で、いまも断水が続いています。

 興津川の橋が流された清地地区では、自治会長から「24日に橋が流され、対岸の集落が孤立してしまった。翌日消防ヘリで29人が救助された。仮住まいを希望している被災者もいるので入居できるようにしてほしい。事業系の災害廃棄物の回収と無料受け入れもしてほしい」と要望されました。孤立した集落の住民は「仮設の橋を一刻も早く架けてほしい」と語りました。

 清水民商では、佐々木康長事務局長が被災した会員の対応に追われ、「トイレの水の確保も困難。大便を流すには一回あたり10リットル必要」と語りました。

 被災者をまわってきた川島文江副会長は、「内装の事業者さんは床上140センチにもなり、電気給湯器も浸かり大型バイクもダメになってしまった。地域のお年寄りの方はぬれた畳に座っておられた。被害の写真も撮ることが出来ず、水も運ぶことができない。そういう方への支援が必要」と強調しました。

 自身も断水被害にあっている内田市議は「今回の台風被害で、命の水の大切さを痛感している。市は災害対策本部の対応が遅れるなど初動の遅れは重大。声を出せない災害弱者の方々へのきめ細かい支援策を市に求めていきたい」と語りました。

 党市議団の申し入れをうけ、27日中に仮設トイレが各地に設置されました。


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