2022年9月13日(火)
性暴力ない社会実現へ
24都道府県でフラワーデモ
東京 「刑法改正」署名広く
性暴力を許さないフラワーデモが11日、全国各地で行われました。東京駅前では2カ月ぶりに開催され、花やプラカードを手にした人たちが多く参加。自身が受けた性暴力の告発や、同意のない性交が犯罪となる刑法改正を求めるスピーチが続きました。
幼少期から15歳まで性暴力被害を受けていたと語った女性は、被害から21年たった今も心身が不安定になるなど苦しみ続けていると訴え。「性被害を受けなければ送れていたであろう日常が送れません。私は絶対に性加害者を許さない。同意のない性交が犯罪だという認識が当たり前の社会になってほしい」と語りました。
刑法改正の議論がヤマ場を迎えていると、性暴力被害者の当事者団体「Spring」の男性スタッフが報告。まもなく条文案が出される予定ですが、暴行・脅迫要件についてなどいくつか懸念点があると述べ、「不同意性交等罪の実現を求めて、私たちも含めた3団体で取り組んでいる署名をさらに広げたい」。
相ついだ性暴力の無罪判決をきっかけに、2019年4月からスタートしたフラワーデモ。今月は、24都道府県で実施されたと発表がありました。