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2022年7月22日(金)

聞いて語って 共感・実感

埼玉・民青ミライワゴン

青年・学生へ アプローチ

 日本民主青年同盟(民青)埼玉県委員会と日本共産党埼玉県委員会は、参院選期間中、青年・学生向けの宣伝カー「ミライワゴン」を走らせました。活動を通じて見えた青年の変化と今後の課題は――。(鈴木平人)


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(写真)青年と対話する民青同盟の人たち

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(写真)埼玉県内を走り回った「ミライワゴン」

 「ミライワゴン」では各大学の最寄り駅前などを中心に走らせ、約1000人の青年・学生と「シール対話」に取り組みました。「投票に行くか」「軍事費2倍化についてどう思うか」「政治に変えてほしいこと」などの質問にシールを貼ってもらい、相手の要求を聞くことから始め、共産党の政策と結び付けて支持を訴えました。

不満と不安

 選挙活動に初めて参加した山田康平さん(19・大学生・仮名)は、「政治に関心がある人もない人も、多くの人が今の社会に不満と不安を持っているように感じた」といいます。「消費税が上がる一方で法人税が下がっているグラフを見せると怒りをあらわにする人もいて、同世代の中でも要求が渦巻いていると感じた。消費税減税の政策を伝えると若い人でも共感してくれて、共産党の支持が広がってうれしかった」

 同じく選挙活動に初挑戦した大木若菜さん(19・大学生・仮名)は、選挙に関わったことで政治を身近なものとして感じることができ、社会は変えられると感じたといいます。「同世代からは、学費が高くて大変という声を多く聞きました。学費の問題やジェンダーに関することなど、普段生活しているだけでは分からない同世代の悩みを知れたことはすごくよかった。今後は、対話で共産党の政策を伝えていけるようになりたい」

偶然出会い

 路上で対話した青年が民青に加盟することも。そのうちの一人、青山純さん(21・事務職・仮名)は、「職場からの帰宅中に民青の人たちに偶然出会い、同世代と政治について語り合える喜びを感じ、その場で加盟を決めました」と語ります。「以前からツイッターなどで政治や選挙に関する情報は集めていた。共産党は人権を大切にしている姿勢がいいなと思っていました」

 公式LINE「ミライラボ」も同時に立ち上げ、ジェンダー平等や気候政策を中心に発信。共産党の政策が知られてないなか、要求や政策から若者に迫っていきました。

 投票日前日の9日、大宮駅前に40人近い青年・学生が集まって宣伝対話を繰り広げました。こうした全県での取組みを機に、各地区ごとに青年・学生の活動を盛り上げていこうと話し合っています。

 山田さんは今後、自分が通う大学内で同盟員を増やしたいと意気込みます。「大学当局に要求書を上げる運動に取り組みたい。選挙後9条改憲に向けた動きが強まっているが、学内での学習会や署名活動にも取り組みたい」と抱負を語ります。


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