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2022年7月9日(土)

防災拠点補強実現へ

長野・千曲川 たけだ氏が尽力

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(写真)訴える、たけだ候補=8日、新潟県長岡市

 台風19号(2019年10月)による千曲川決壊で深刻な浸水被害が出た長野市長沼地区の復旧について、国交省千曲川河川事務所は6日夜、国と市が計画する「河川防災ステーション」の基礎ののり面強化について「対策を実施する。内容は8月に提示する」と発表しました。

 日本共産党の、たけだ良介参院議員・比例候補が被災者の要望を基に国会質問し、国を動かしたものです。

 災害時に必要な土砂などを備蓄する防災ステーションは、決壊した堤防付近に建設を計画。盛り土をして斜面を築くことから住民は土砂崩れや越水を警戒し、たけだ氏との懇談(5月3日、長野市)で出席者が「強固な壁を造ってほしい」と要望していました。

 たけだ氏は、5月11日の参院災害対策特別委員会で防災ステーションについて質問。のり面をコンクリートブロックで覆う「被覆型の補強はできないのか」と迫り、「そういうような考え方で進めていきたい」との政府答弁を引き出しました。

 長沼地区の住民代表でつくる「復興対策企画委員会」は、河川事務所への交渉の場で、たけだ氏の質問の議事録を活用。当初、安全対策を検討していなかった国側に粘り強く要望していました。

 復興対策企画委員会の女性は「たけださんは千曲川の堤防強化で、被覆型の工法の検討を国に求め、実現させました。今回、安全対策は無理ではと考える仲間もいましたが、彼らは『共産党の力で実現できた』と感動しています」と話していました。


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