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2022年6月23日(木)

変えよう希望の政治へ 参院選第一声 聴衆の声

新宿 “共産党に改憲の流れ止めてほしい”

軍拡に反対 福祉予算増を 物価高苦しい

 希望を実現するために政治を変えよう―。参院選が公示された22日に日本共産党が東京・新宿駅前で行った第一声に、共感の輪が広がりました。


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(写真)日本共産党の第一声を聞く人たち=22日、東京・新宿駅西口

 ツイッターを見て聞きにきた男子大学生(18)=練馬区=は「初めての選挙、共産党に投票します」と話します。「選挙の結果、改憲勢力が3分の2の議席を占めてしまったら、今回の選挙が今の憲法下で行われる最後の選挙になってしまうかもしれない。自民党が敵基地攻撃能力などと言い出し、他の政党も軍拡に向かうなか、この流れに真正面から反対し、平和外交による解決を掲げているのは共産党だけかな」

9条は平和の土台

 会社員の女性(28)は「憲法9条は平和を守る土台なのに、それを変えようとするのは許せない」と自公や維新などの改憲策動を批判します。「シングルマザーで子育て中の友人も大変な中で日々生活している。平和な世の中をつくっていく政党を応援したい」

 視覚障害のある男性(79)=新宿区=は「自民党が核共有や軍事費倍増の議論をし、憲法9条を変えようとしていることに許せない気持ちです。福祉や教育の予算を増やすことが必要だと思います。日本共産党に危険な流れを止めてほしい」と語りました。

 難病の子を持つ女性(44)は増え続ける医療費負担に苦しみます。医療費助成が受けられるため自己負担額に上限があるものの、月額2500円から5000、1万、2万円と知らないうちに引き上げられてきました。処方された塗り薬が足りなければ全額自己負担で買い足さなければなりません。「税金は軍事費ではなく社会保障に使ってほしい」

学費で進学を断念

 偶然通りかかり足を止めて演説に聞き入る人の姿も多くありました。

 観光業で働く女性(21)は3人きょうだいの長女で、親の学費負担を考えた末に高卒で働き始めました。「(共産党の政策のように)入学金がなくて授業料が半額になっていたら観光を専門的に勉強したかった」。将来の出産費用も補助してほしいといいます。「どの公約もできたらすごいけど、ほんとにできるのかな。言葉だけでなく実現してほしい」

 出勤途中に足をとめた男性会社員(40)は「給与は上がらず、コロナ禍で苦しむ人が大勢いるなか、どれだけ国民に向き合っているかで投票を決めたい。国民にお金を回すつもりがあるのか、各党の話を聞いて見極めたい」と話しました。

 府中市の70代の女性は、年金の引き下げによる影響が生活を直撃し始めているとし、「これまで選挙は行ったり行かなかったりしていた。今回は物価高に年金の引き下げもあり、必ず行こうと思っている」と語りました。

 男性(29)=新宿区=は、志位和夫委員長の演説中に足を止めました。「自民党が主張するように軍事費を増やせば、福祉の予算が削られると思います。(戦時中のように)国民の自由な意思が尊重されない時代に戻してはいけない」


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