2022年6月22日(水)
社会保障削減阻止へ
参院選へ年金者組合が中央委
![]() (写真)年金削減を参院選の争点にしようと述べる杉澤委員長(前列右)=21日、東京都文京区 |
全日本年金者組合は21日、東京都文京区で中央委員会を開き、参院選で安心できる年金制度、社会保障実現の政治に転換しようと議論しました。
杉澤隆宣委員長は、年金削減と75歳以上の医療費2倍化中止を求める運動で世論の参院選への注目が高まっていると強調。岸田政権の軍事費2倍化議論に「5兆円あれば全受給者に年金3・3万円支給と医療費2倍化中止ができると訴えよう」と呼びかけました。
廣岡元穂書記長が活動方針案を提案。「年金削減問題を参院選の争点に押し上げるために、年金裁判ビラ100万枚と『岸田首相への手紙』ビラを活用して怒りの行動を広げ、組織拡大にもつなげよう」と述べました。
「南島原市議会で医療費2倍化中止の請願が全会一致で採択された。諫早市では、高齢者の交通費助成費制度を求める署名運動で市長が予算計上を表明した」(長崎)、「年金者組合の活動を他団体や現役世代にも広げることが重要。『やさしい年金のはなし』という冊子を作成し各団体に届けた」(京都)と発言がありました。
あいさつした日本共産党の吉良よし子参院議員は、「安心して暮らせる年金の実現は全世代の願いです」と述べました。