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2022年5月22日(日)

辺野古リポート

雨の中「牛歩」で抗議

●5月16日 ゲート前に500人、工事車両は1時間入れず

 5・15平和行進実行委員会主催の県民大会に参加するために沖縄県内外から集まった約500人が本土復帰50年の翌日、名護市のキャンプ・シュワブのゲート前で「違法工事を中止しろ」と抗議の声を上げました。

 このため機動隊は急きょ、安和や塩川港で警備にあたっている隊員を応援に呼ぶ事態になりました。通常なら10分ほどで抗議の座り込みは自主的に移動していますが、この日は1時間以上にわたって工事車両が基地内に入れませんでした。

●20日 本土復帰50年―。しかし県民の基地負担は一層ひどく

写真

(写真)安和桟橋出入り口前で「牛歩」する参加者=20日、沖縄県名護市

 前日は好天でしたが梅雨に戻って海が荒れ、塩川港と安和港からの赤土の海上輸送はありませんでした。しかし、安和桟橋の構内にはダンプカーが、雨にぬれて粘土状の赤土を運び込んでいます。

 県民と支援者20人ほどが「少しでも搬出量を減らしたい」と桟橋の出入り口で黙々と牛歩戦術を展開しています。これが沖縄の本土復帰50年が経過した沖縄の基地負担の現状です。

 東京から支援に来た内田雅敏弁護士(戦争をさせない1000人委員会事務局長)は「ますます政府のやり方がひどくなっていますね。また7月に来ます」と語っていました。


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