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2022年3月19日(土)

医師・看護師増員して

伊藤氏 医療現場はひっ迫

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(写真)質問する伊藤岳議員=11日、参院予算委

 日本共産党の伊藤岳議員は11日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大でひっ迫する医療現場の実態を示し、医師・看護師を増員するよう求めました。

 伊藤氏は、政府は「全国で前回ピーク時の1・3倍の受け入れ病床を確保する」などと言っているが、実際の病床使用率は高止まりしていると指摘。埼玉県立循環器・呼吸器病センターでは高齢の重症者が多く、特別の応援態勢を取らないと対応できず、「患者がこれ以上増えたら人手は回せない」と訴えていると紹介しました。

 その上で、「公立病院で感染ピーク時から2割以上増」との政府方針に従えば120床となるが、確保目標は74床に引き下げられたと指摘し、「増えるどころか減っている」とただしました。

 厚生労働省の伊原和人医政局長は「他病院の病床確保の増加に鑑みた」と述べ、「全国で医師約3000人、看護師約3000人の派遣体制を整えている」と答えました。

 伊藤氏は、埼玉県で派遣可能な医師は3人、看護師は12人しかいないと指摘し、「派遣体制を整えているとは言えない」と批判。「ぎりぎりの体制のなか限界だ」と強調し、医師と看護師の増員を強く求めました。


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