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2022年2月4日(金)

生乳対策など町長と懇談

北海道別海 紙議員と松橋予定候補

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(写真)懇談する(正面奥から右へ)曽根町長と紙、松橋の両氏=2日、北海道別海町

 日本共産党の紙智子参院議員と松橋ちはる参院道選挙区予定候補は2日、約12万頭(人口の8倍以上)と全国一の乳牛頭数を誇る“酪農のまち”北海道別海町を訪れ、コロナ禍の生乳・乳製品の深刻な消費の落ち込みについて、曽根興三町長、登藤和哉教育長と懇談しました。

 紙氏は、政府が規模拡大を要件とする「畜産クラスター事業」で増頭増産体制を推進してきたのに、今度は生産抑制を迫っていると、学校給食がなくなる冬休みに減産を求めた問題をただした昨年暮れの農林水産委員会の会議録を手渡しました。

 曽根町長は、町がコロナ禍以前から町民への「福祉牛乳」などで消費拡大を図ってきたと述べ、「脱脂粉乳を海外に食料支援できないか」「学生や生活困窮者に対象を限定した国内支援もあり得るのではないか」「将来にわたって生産基盤が揺らぐことがないように」と要望しました。

 曽根氏はまた、オミクロン株感染が急拡大している現状を知ってほしいと町民に広報していると紹介。「PCR検査と抗原検査ともに検査キット不足」だと告白し、供給体制の強化を求めました。登藤教育長は、学校や事業所での感染が疑われる場合、感染者が濃厚接触者に直接連絡し保健所の関与がなくなることに疑問を呈しました。

 紙、松橋両氏は「党として検査とワクチン接種の拡大、保健所の体制強化を求めていきます」と応じました。中村忠士、瀧川榮子両町議が同行しました。


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