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2021年11月22日(月)

コロナ退・休学

今年度5000人超

文科省調査

 新型コロナウイルス感染症の影響で今年度大学を中退した学生がすでに700人以上、休学が4400人以上になっていることが21日までに文部科学省の調査で明らかになりました。いずれも昨年度の同時期より大幅に増えています。同調査は、今年8月末時点での全国の国立私立大学(短期大学を含む)と高等専門学校を対象に実施したもの。

 全中退者数は昨年度同時期の1万2322人から460人減の1万1862人ですが、このうち新型コロナの影響による中退者数は385人から316人増の701人と、大幅に増加しました。全休学者数は昨年度の4万7087人から3821人増の5万908人で、新型コロナの影響による休学者も2677人から1741人増の4418人へ急増しています。

 各大学では、中退や休学を防ぐ独自の取り組みが実施されています。相談体制の整備では、修学意欲の低下やオンライン授業に不慣れな学生を支援する学修支援員の配置、学生の不安を相談できるLINE相談窓口の開設などが行われています。

 経済面の支援では、来年度入学者の入学金の取り扱いについて、全体の60・6%の大学で、経済的に困難な学生に対する入学金の納付猶予を実施、または実施予定です。


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