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2021年11月17日(水)

党員・読者の11月前進は参院選での「捲土(けんど)重来」の第一歩

 2日付掲載の常任幹部会声明と国会議員団総会での志位和夫委員長のあいさつの討議がすすめられ、「野党共闘は与党を追い詰めていた。やっぱりこの道しかない」「悩んでばかりいるわけにいかない」と、総選挙の結果を大局でとらえ、今後のたたかいに攻勢的にむきあう議論が行われています。「常幹声明」「議員団総会あいさつ」を、率直な思いも出し合いながら、すべての支部が討議・具体化することが大切です。

 同時に、いま、討議とあわせて、実践に踏み出していくことが、総選挙結果への政治的確信と参院選勝利への決意を全党に広げていくうえでも、きわめて重要です。機関役員、地方議員、支部指導部のみなさんが自ら行動に踏み出し、国民の反応をつかみ、情勢と前進の可能性を支部に伝えてこそ、「常幹声明」の具体化と実践を励ますことができます。

 なかでも、全党が痛感している自力の問題の打開へ、この11月から党員、「赤旗」読者の前進をかちとり、党の世代的継承を成功させる流れをつくることは、参院選での「捲土(けんど)重来」の第一歩となります。それは、党員はもちろん、わが党に期待を寄せていただいた有権者のみなさん、協力をいただいた読者、後援会員、サポーターのみなさんにも勇気を与えるものとなるでしょう。

機関役員、地方議員、指導部が足を踏み出してこそ

 実際に党勢拡大に踏み出したところでは、“声がかかるのを待っていた”“訴えた私たちが励まされた”という例が相次いでいます。

 奈良県・郡山北支部では、これまで何度も入党を断ってきた女性が、電話かけやはがきの宛名書きに奮闘。選挙結果を見て、自ら「このままではいけないと思うので入党します」とメールを寄せ、「気候変動、原発問題、利益中心の資本主義社会のつけを子や孫に回すわけにいかない」との決意で入党しました。

 さいたま市大宮区では、「ガッカリ感はあるが、野党共闘を壊すわけにはいかない」と、選挙結果を伝えながら支持者を訪問。「こんな結果になって…」と話し始めると、相手からは「いや、よくがんばったね。次は参院選だね」「政権交代は国民の願い。あきらめないで」と激励され、7人の読者が増えています。

 岸田自公政権は、沖縄新基地建設の強行をやめず、石炭火力発電は使い続け、アメリカの「核先制不使用宣言」の動きを妨害するなど、いよいよ「安倍・菅政治」を継承する姿をあらわにしています。維新の会が先兵となって、憲法改定をめぐる新たな動きが起こっていることも重大であり、国民との矛盾を広げています。

 わが党がたたかいの先頭に立って奮闘するとともに、選挙で応援してくれた方、協力してくれた方、とくに若い世代、真ん中世代の結びつきに、入党や「赤旗」購読を訴えましょう。

 27日からは第4回中央委員会総会が開かれます。4中総の視聴を最大規模に広げる準備をすすめつつ、4中総待ちにせず党勢拡大の行動と働きかけを広げ、なんとしても党勢の11月前進をかちとって、参院選躍進への勢いをつくりだしましょう。

 (中央委員会書記局)


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