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2021年10月25日(月)

日本の未来は私たちが変える

「市民と野党街宣」参加者の訴え

 東京・新宿駅前で23日行われた、未来を変えるための市民と野党街宣。若者、女性、マイノリティーの人など幅広い市民が、気候危機から選択的夫婦別姓など切実な願いを語り、共闘する野党とともに政権交代を実現しようと訴えました。


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(写真)市民と野党の街宣で声援にこたえるスピーチした市民と志位委員長=23日、東京・新宿駅東南口

 反貧困ネットワーク事務局長の瀬戸大作さんは、困窮者への食料支援などを報告し、「新宿でも路上生活者が増え続けている。国の政策を変えないととんでもないことになる」と強調。公的支援がない仮放免者など外国籍の人たちの窮状にもふれ、「与野党逆転で、すべての人の生存権を守る政治は待ったなしです」と述べました。

 国際環境NGO「350.org Japan」の荒尾日南子さんは、異常気象が頻繁に起こるもとで日本政府は、科学者から気候変動による危機を指摘されているのにもかかわらず「必要とされる対策をしていません」と強調。「総選挙は、この状況を変えるチャンスです」と話しました。

 大学非常勤講師の塩田潤さんは、個人がいくら頑張っても格差と貧困が解消されないのは「社会の仕組みが変わっていないからです。政権交代が必要です」と訴え。「選挙で暮らしや社会は変わります。野党と一緒に信頼できる政治をつくりましょう」

 トランスジェンダーを公表している新宿区議のよだかれんさんは、だれもが感じる生きづらさを解消するためには、「理解や共感、おもいやりと同時に、法律や条例、制度が必要です」と指摘。「人びとの痛みに敏感な人を国会に送らないといけません。選挙に行きましょう」と呼びかけました。

 選択的夫婦別姓・全国陳情アクション事務局長の井田奈穂さんは、名前を変えたくないので事実婚でいたら配偶者の手術同意を断られた経験を紹介。「選択的夫婦別姓、同性婚に賛成するかどうかは人権意識を表しています。賛成の人に入れてください。そうすれば、ジェンダー平等の30年遅れの一歩を踏み出せる」と語りました。

 「共闘している4野党を応援したい」と語ったのは、政治アイドルの町田彩夏さん。長年、自民党に任せてきたが、選択的夫婦別姓も何年たっても実現しないと指摘し、「私の生きている間に変えたい。若い人や女性やマイノリティー、そういう人たちの人権を守ってくれる4野党に1票を託したい」。

 気候アクティビストのeriさんは、「一番最初になくすべき石炭火力発電を日本はやめないといっている。恥ずかしい」と強調。「地球環境を守ってくれる政党に1票を入れましょう。パリ協定に一番整合性が高いのが日本共産党の政策で、本当に素晴らしいと思います。野党連合を応援しています。私たちの未来を私たちがつくりましょう」

 弁護士の馬奈木厳太郎さんは、東電の福島原発事故で作物が出荷できず命を絶った農家のことを紹介し、「原発事故は終わったなんてとんでもない」と指摘。「あれだけの事故を出しながら今の政権は原発を続けるといっている。道徳的倫理的にも許されるのか。原発ノーという声を総選挙で投じてほしい」

 ライブハウス店長のスガナミユウさんは、「私は福島出身です。東日本大震災のとき、多くの地元のライブハウスがシェルターとして開放し、助けあっていました」と紹介。コロナ禍の今こそ、あらゆる人を支える政治が必要だと強調し、「そのために、野党は共闘しています。総選挙を歴史的な選挙にしましょう」と述べました。


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