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2021年9月22日(水)

24日、世界気候アクション

温暖化対策求め行動を

グレタさんら若者、参加呼びかけ

 各国首脳が国連総会に集まるのに合わせて、地球温暖化対策を求める世界規模のデモが24日に行われるのを前に、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんら各国の若者が20日、オンラインで会見し「各国の新型コロナの状況を考慮しつつも、できるだけ多くの人に参加してほしい」と呼びかけました。


 グレタさんが温暖化対策を求めて始めた、未来のための金曜日の「学校ストライキ」は2019年9月、185カ国で700万人超が参加した「史上最大の世界一斉デモ」(国際環境団体)へと発展しました。

 ストックホルムの自宅から会見に参加したグレタさんは、パンデミック以来、デモの小規模化やオンライン化を余儀なくされてきたものの、「私たちはまだここにいて、気候対策と気候正義を求めているということを示すために、街頭での行動に戻る」と強調しました。

 また、気候危機は根源をたどれば経済格差など他の問題ともつながっているとして、「システムを変える」が今回のデモのハッシュタグ(拡散用の合言葉)だと説明。このままだと2030年までに温室効果ガス排出量が10年比で16%増えるとした直近の国連報告書に触れ、「正しい方向には向かっていない。世界の首脳は若者の声を聞いているというが、明らかに聞いてなどいない」といっそうの対策を求めました。

日本、全国各地で行動予定

 日本では、東北から沖縄まで、「未来のための金曜日」(FFF)が各地でスタンディングなどの行動を予定しています。オンラインの企画もあります。社会やお金の流れの仕組みを勉強するものや、各地の脱炭素の取り組みの紹介、山口県知事に上関原発の是非を問う手紙、SNSで政府に対策を求める取り組みなど10企画が予定されています。


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