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2021年8月19日(木)

避難所感染対策急げ

衆院委・塩川氏「プッシュ型ぜひ」

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(写真)質問する塩川鉄也議員=18日、衆院内閣委

 日本共産党の塩川鉄也議員は18日の衆院内閣委員会で、政府に対し、各地で相次ぐ豪雨災害の被災者への支援策として、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策も含めて、避難所に必要不可欠な物資を輸送する「プッシュ型支援」やホテル・旅館の借り上げなどが必要だと主張しました。

 塩川氏は、全国で約2000の避難所が開設されているとして、国がマスク・体温計・消毒液、段ボールベッドやテント、パーティションなどのプッシュ型支援を行うよう要求。内閣府の赤沢亮正副大臣は、ホテル・旅館なども含めた多くの避難所の確保、マスク・消毒液などの用意、避難所の具体的なレイアウト図などを示す通知を自治体に出してきたと答弁しました。

 塩川氏は、報道を見る限りでもパーティションやテントが設置されていない避難所もあるとして、プッシュ型の対応が必要だと指摘。「プライバシー確保・感染防止に必要な対策をとることや、ホテル・旅館の借り上げの実施を促すよう求める」と強調しました。

 その上で、感染力の強いデルタ株の広がりに応じた対策を進める必要があると指摘。赤沢副大臣は、感染対策は適切に講じられているとしつつ「対策は不断に見直したい」と述べました。

 塩川氏は、毎年のように「これまで経験のない大雨」が同じ地域で被害をもたらしていると指摘。「政府の国土強靱(きょうじん)化の検証が必要だ」と主張しました。


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