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2021年7月30日(金)

神奈川「通常医療を抑制」

知事会見 病床フェーズ引き上げ

 神奈川県の黒岩祐治知事は29日、新型コロナの新規感染者が28日に過去最多の1051人となったことを受け同日、新型コロナの中等症・軽症の病床フェーズを3から4に引き上げたと発表しました。このことにより、県内の確保病床は1750床となりました。

 黒岩知事は会見で、引き上げは通常医療を抑制することだと説明。「感染『激増』といったモードに入っていると実感する。医療崩壊寸前というところまで追い込まれている」と強調し、感染拡大防止、人流抑制への協力を呼びかけました。

 医療現場からは、すでに病床には余裕がなく、五輪開催への批判も出ています。

国に五輪中止求めよ 共産党県議団

 日本共産党神奈川県議団(5人、井坂新哉団長)らは29日、黒岩祐治知事に、オリンピック・パラリンピックの中止を国に要請するよう求めました。

 同県では28日に新型コロナの感染者数が過去最高となり、黒岩知事は政府に対して緊急事態宣言発出を要請の方針。

 県議団は、県内で中等症・軽症の患者が急増し、中等症受け入れ病院では入院を断るケースも出ており「このまま推移すれば、医療崩壊になる」と指摘。緊急事態宣言を有効に機能させるためには強い危機感を県民に示すことが必要であり、そのためには五輪・パラの中止こそが「一番効果がある」と主張しました。


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