しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年7月3日(土)

主張

都議選あす投票

命・暮らし守り抜く党の躍進を

 全国注視の東京都議選はあす投票日です。東京五輪の開催、コロナ対策や暮らしなどあらゆる争点で日本共産党対自民党、公明党、都民ファーストの会の対決構図が論戦を通じていっそう鮮明です。「五輪より命を大切にする政治を」「ケアに手厚い東京を」「福祉、暮らし第一の都政を」―都民の切実な願いを日本共産党の躍進で実現しましょう。

五輪中止求める審判こそ

 東京の感染状況は日に日に深刻さを増しています。五輪開催の是非は文字通り都民の命に直結する大問題です。

 どんなに対策をとっても五輪を開催すれば感染拡大のリスクは避けられません。仮に無観客開催になったとしても解決しません。都民の命を守る最良の方法は五輪の中止です。政治が決断すればいつでも中止できます。各党の根本姿勢が問われています。

 都議会で五輪中止を求める陳情に反対して不採択にした自公都ファに都民の命は守れません。中止をはっきり公約に掲げる共産党が伸びてこそ、開催に突き進む菅義偉政権と小池百合子都政の暴走を止めることができます。子どもたちの五輪観戦動員を取りやめる自治体が相次ぎ、都民の願いが政治を動かしています。五輪中止を求める有権者の声を都議選で示しましょう。

 国と都が最優先すべきことは五輪ではなく、コロナ感染の封じ込めです。ワクチンの迅速な接種と大規模検査をセットで実施し、十分な補償と生活支援で中小業者と国民を支えなければなりません。

 都が進める都立・公社病院の独立行政法人化でも違いは明らかです。自公都ファは推進の立場です。「独法化をやめ、都立病院は直営のまま拡充を」「減らされた保健所の復活を」と訴える共産党の議席を増やし、医療、公衆衛生の抜本的強化を図りましょう。

 小池都政の「稼ぐ東京」づくりにストップをかけ、福祉、暮らし優先の都政に転換することも重要な争点です。

 都心の上を旅客機が低空で飛ぶ羽田空港の危険な新ルートは事故が起きる前に止めなければなりません。東京外環道は事業費が1メートルあたり1・5億円に膨らみ、調布市では地下トンネル工事で陥没事故を起こしました。都が誘致を狙うカジノは世界中で閉鎖、撤退に追い込まれています。どれも大企業が稼ぐだけで都民は犠牲になるばかりです。しかも破綻が明らかです。自公都ファはどの問題でも、中止を求める都民の請願、陳情に反対しました。住民の要求に背を向けた党に審判を下す時です。

 自治体の役目は福祉の増進です。共産党は、国保料(税)の引き下げと子どもの均等割の廃止▽義務教育の学校給食の無償化▽補聴器購入への補助―を求めます。

個人の尊厳を大切に

 共産党都議団は18人中13人が女性です。ジェンダー平等、個人の尊厳を大切にする都政に向けて大きな働きをしています。同性パートナーを男女のカップル同様に家族と認める「パートナーシップ制度」を実現するためにも、都議会で請願の全会一致採択に奮闘した共産党の躍進が重要です。

 命と暮らしを守る日本共産党への支持を広げに広げ、大激戦、大接戦を勝ち抜いて安心と希望ある東京へ道を切り開きましょう。


pageup