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2021年6月22日(火)

接種会場の公演中止

文科相「サポートも」

吉良氏

写真

(写真)質問する吉良よし子議員=8日、参院文科委

 日本共産党の吉良よし子議員は8日の参院文教科学委員会で、国や自治体などが実施するワクチン接種会場の施設利用に伴い、延期や中止を余儀なくされた文化公演などへの国の支援と補償を求めました。萩生田光一文科相は、支援に穴があれば「国としてサポートを考えたい」と答弁しました。

 吉良氏は、接種会場の設置で、予定していた公演などの中止・延期をせざるを得なくなったのに、損害補償が示されず困惑する関係者の声を紹介。「ワクチン接種は国の事業であり、自治体任せにせず、何らかの補償をすべきだ」と求めました。

 萩生田氏は、補償は会場設置者の自治体などが行うとしながら、「穴があくとすれば国としてサポートすることを考えていきたい」と応じました。

 吉良氏は、緊急事態宣言に伴う映画館など文化施設への休業要請に科学的説明がされなかったことを指摘し、「今後は必ず科学的合理的な説明を」と要求。萩生田氏は「法律の趣旨の通り合理的説明をしなければならない」と述べました。

 吉良氏はまた、「文化芸術復興創造基金」への募金が1年で810万円しか集まらず支援が開始できない現状を指摘し、「国庫から資金を投入し、使える基金に」と迫りました。


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