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2021年6月19日(土)

国会閉会 街頭で報告

札幌で紙・岩渕・はたやま氏

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(写真)訴える(右から)岩渕、紙、はたやま各氏=18日、札幌市

 日本共産党北海道委員会は17、18両日、札幌駅前で連続して街頭宣伝を繰り広げました。「五輪中止の決断を!! コロナ対策に全力を」と書いたプラスターを見ながら歩く人、人…。「命を最優先にする政治を」との訴えに共感が広がります。

 散歩中に立ち寄ったという女性(74)は、「国民には感染が急増しているから自粛だと言っておいて、五輪は別だというのはいくらなんでもおかしいでしょ」と憤りました。

 紙智子参院議員、はたやま和也前衆院議員に加え、18日は岩渕友参院議員が立ちました。声をかけて配ったビラは、若い世代を含めて、いつもより多く受け取られました。

 紙氏は、菅政権の最大の問題はコロナを封じ込める戦略がないことだとずばり指摘し、これ以上国民の命と暮らしを託すわけにはいかないと述べ、「25日告示の東京都議選で五輪より命を最優先にと全力で奮闘する共産党を勝たせてください」と呼びかけました。

 「今やるべきは五輪ではなく、コロナ対策に集中すべきです。声を上げ、力を合わせて政治を変えましょう」と訴える岩渕氏。はたやま氏は「国民一人ひとりに寄り添った温かい政治の実現へ頑張ります」と元気いっぱい決意を表明しました。

福島で高橋・岩渕・ふなやま氏

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(写真)国会報告する高橋(右端)、(左へ)ふなやま、岩渕の各氏=17日、福島市

 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員、岩渕友参院議員、ふなやま由美比例予定候補を迎えた街頭国会報告が17日、福島県の郡山市と福島市で開かれました。

 高橋氏は、政府のコロナ対策の失敗を厳しく批判するとともに、五輪中止の世論を高めるなど党が果たした国会論戦を紹介。総選挙では比例東北で初の2議席実現をと訴えると、聴衆から大きな拍手が湧きました。

 「東京五輪・パラリンピックを中止しコロナ収束に集中を、という話は納得できる」と感想を語った男性(73)は「第5波の感染拡大が心配される状況に、私自身の頭からは五輪が消えていた。無理やり開催し、命を二の次にする政府の態度はとんでもない」と話します。

 友人と話していた女性は「今度の国会のひどさかげんがリアルに分かった。閉会ぎりぎりに強行した住民監視の土地利用規制法は戦前と同じもので、共産党の躍進と野党共闘の勝利で廃止させたい」と力を込めました。

 「私も力の限り応援する」という女性は「こういう混乱した世の中だからこそ、底力があり、(来年で)100年の歴史がある共産党に頑張ってほしい」と語りました。

大平氏、岡山市の9カ所で

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(写真)河井氏(右)らと訴える大平氏(中央)=18日、岡山市東区

 中国5県の日本共産党は18日、各地で一斉宣伝しました。大平よしのぶ前衆院議員・衆院中国ブロック比例予定候補は岡山市東区を駆け「オリンピックは中止し、国民の命と健康を守るコロナ対策に全力を挙げるべきだ。この声をご一緒に上げていこう」と訴えました。

 大平氏は、党東区委員会の河井伸士委員長(74)らと終日、スーパー前など計9カ所で演説。雨の中、各地で声援が送られました。

 水田などが広がる同区内で大平氏は「日本の食料自給率は37%、先進国で最下位だ」と指摘。「共産党はまず自給率50%をめざし、その一番の担い手である家族農業を全力で応援する。価格保障、所得補償を拡充し、安心して農業を続けられる社会、すべての国民に安全・安心の食料を行き渡らせる社会をめざす」と力説しました。

 大平氏はまた、前日の広島市での街頭演説で20代の青年から「共産党は中国共産党がやっていることをめざすのか?」と質問されたとし、「答えはノーだ。共産党は個人の尊厳、国民主権、平和主義を断固として守る。憲法のすべての条項を守ると党綱領に明記している」と紹介。「社会の隅々に憲法の理念が行き渡る社会をめざす」と述べ、総選挙での政権交代を訴えました。

 隣の瀬戸内市から演説を聞きに来た女性(73)は「菅政権を終わらせ、大平さんを再び国会に送りたい」と話しました。

4野党、高知で共同宣伝

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(写真)中根(マイク)、武内(その左)、広田(右端)の各氏=18日、高知市

 高知県下の4野党は18日、16日の国会閉会を受け、共同して高知市内で宣伝しました。

 日本共産党の中根こうさく衆院四国比例予定候補は、与党がオリンピックを強行しようとしていることを批判し、「政治は国民の命と暮らしを守ることを最優先にするべきだ。このことを十分に議論もせずに国会が夏休みに入ることは許されない」と訴えました。

 立憲民主党の武内則男衆院議員は、元閣僚を含む4人の政治家が辞任した問題を指摘し「安倍政権から続いている国民無視、権力者による私物化政治から脱却を」と呼びかけました。

 同党の広田一衆院議員は政府のコロナ対応について「早期発見、早期治療・隔離が必要なのに、日本の検査数は世界で140位だ。野党が共同で提案した検査拡大法案を1年以上放置してきた与党の責任は大きい」と訴え。さらに「ジェンダー平等社会へ、四国から女性の国会議員を誕生させよう。(日本共産党の)白川よう子さんとも力合わせてがんばろう」と呼びかけました。

 新社会党県本部の小田米八副委員長、社民党県連の久保耕次郎代表もあいさつ。市民と野党関係者50人が集まり、「五輪は中止、命を守れ」「国会を開け」とプラカードでアピールしました。


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