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2021年6月11日(金)

五輪役員家族も来日

塩川議員 「感染危機 中止を」

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(写真)質問する塩川鉄也議員=2日、衆院内閣委

 日本共産党の塩川鉄也議員は2日の衆院内閣委員会で、東京五輪・パラリンピック大会関係者が多数来日する計画を示し、感染拡大のリスクと医療提供体制への負荷を考慮し、大会中止の決断をするよう主張しました。

 五輪組織委員会は、来日する関係者は約7万8千人としています。塩川氏は、「オリンピックファミリー」3千人が来ることを確認し、この中にIOC(国際オリンピック委員会)役員の家族は含まれるかと質問。内閣官房の十時憲司内閣審議官は「含まれる」と認めつつ、「参加者は大会運営に必要な方に限定する」と答えました。塩川氏はスポンサーも関係者に含まれるとして、「IOC役員の家族やスポンサーは運営に必要なのか」と追及。十時審議官は「精査中」として答えませんでした。

 また塩川氏は、医療提供体制にかかわって、看護協会へ依頼した看護師派遣の返事はあったかと質問。十時審議官は来ていないと認めました。塩川氏は「五輪は国内外でコロナを広げかねない。五輪開催の判断基準を示せ」と強調。加藤勝信官房長官が「大会に向けた準備を進める」と強弁したのに対し、塩川氏は「判断基準もなしに進めるのは、国民の不安を拡大するだけだ」と批判しました。


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