しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年5月23日(日)

感染拡大しても医療崩壊しても五輪やるのか

IOC副会長に抗議

小池書記局長「政府は中止決断を」

写真

(写真)訴える小池晃書記局長=22日、東京都目黒区

 日本共産党の小池晃書記局長は22日、東京・目黒区内の街頭演説で、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長(調整委員長)による、緊急事態宣言下での五輪開催の表明(21日)に対し、「感染が拡大しても、医療崩壊をしていても、五輪をやるというのか。世論の8割以上が中止や延期を求めている。五輪さえできるなら、日本国民にどんな被害が出ても構わないと言わんばかりのコーツ氏の発言に断固抗議する」と表明しました。

 小池氏は、「コーツ氏の会見には五輪組織委員会の橋本聖子会長も同席したが、抗議すらしなかった」と批判。「日本は独立、主権国家であり、IOCの下部組織ではない。身勝手なIOCに任せていたら国民の命が守れない」と述べ、「国民と都民の命に責任を持っているのは日本政府と東京都であり、今こそ『都民とアスリート・ファースト』『命ファースト』で五輪は中止し、コロナ対策に集中すべきだ」と訴えました。

 演説を聴いていた男性は、「コロナの中で東京五輪はやるべきじゃない。優先順位が間違っている。自分は今17歳だから投票は1年先。いま投票できないのがもどかしく、悔しい」と語りました。


pageup