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2021年5月20日(木)

コロナ対策強化求め要請

北海道の病床増やせ

紙・岩渕議員が厚労省に

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(写真)厚労省に申し入れする(右から)紙智子、岩渕友の両参院議員=19日、国会内

 日本共産党の紙智子、岩渕友両参院議員は19日、国会内で、北海道の新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言が発令されているもとで、病床確保にむけた対策の強化を厚生労働省に要請しました。

 要請は、▽医療提供体制を迅速に把握し、医師・看護師を派遣できる調整機能を確立する▽コロナ患者の広域搬送、一般医療とコロナ感染症医療のすみ分けを調整することへの万全の支援を行う―など7項目です。

 要請で、厚労省担当者が、17日から病床を増やしていると述べたのに対し、紙氏は「札幌市では、17日に自宅で亡くなった人がいたため、待機ステーションをつくったが、病床は6床しかなく、すぐに埋まってしまった」と指摘し、新たな病床確保が不可欠だとして、その際に必要になる医師と看護師は札幌市が探すのかと質問。同省担当者は「札幌市だけでなく、北海道に行ってもらわなくてはならない」と述べました。

 岩渕氏は、17日からの増床要請にかかわって、「医師、看護師の確保をどう進めるのか」と質問。厚労省担当者は、看護師を派遣した病院に派遣費を支払うとしか述べませんでした。

 また紙氏は、PCR検査の進展状況を質問。厚労省担当者は全国の数字を挙げるだけで、「北海道内や札幌市については、把握していない」と答えました。


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