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2021年4月22日(木)

時間とった議論必要

「緊急事態」発令めぐり穀田氏

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=21日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は21日、国会内で記者会見し、東京都、大阪府、兵庫県が新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言発令を要請する方針であることへの受け止めを問われ、今回の事態に至った経緯の検証とともに、「事業を続けられるだけの十分な補償、抜本的な検査の拡充、医療機関への減収補填(ほてん)と病床確保が必要だ」と強調しました。

 穀田氏は、緊急事態宣言の発令にあたっては政府が把握している情報を提供することが必要だと指摘。「緊急事態宣言は今回、3度目だ。議院運営委員会で議論してきたが、各党・会派が5分ずつ質問して答えるという事態ではなく、時間をとって国民の前に明らかにする議論をして、国民と共有すべきだ」と強調しました。

 その上で、ワクチン接種について、国民に対する情報開示が求められているとして、「医療従事者に対するワクチン接種がどれだけ行われているか、また今後の接種計画も明確ではない」と指摘しました。同時に、東京五輪・パラリンピック中止の決断をいまこそ行うべきだと強調。「政府は『コロナに打ち勝った証し』といってきたが、もう遠く夢のかなたになっている。コロナに打ち勝つために中止が必要だ」と述べました。


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