しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年4月21日(水)

「辺野古推進確認」を批判

衆院本会議 首相訪米報告で赤嶺議員

写真

(写真)質問する赤嶺政賢議員=20日、衆院本会議

 日米首脳会談に関する菅義偉首相の報告と質疑が20日の衆院本会議で行われ、日本共産党の赤嶺政賢議員は、沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設に固執する政府の姿勢を追及し、普天間基地の無条件撤去を求めました。(要旨)

 両首脳は、普天間基地の固定化を避ける唯一の解決策だとし、新基地建設の着実な推進を再確認しました。赤嶺氏は、1996年の普天間基地の返還合意から25年が経過したことを挙げ、「この計画こそが四半世紀もの間、普天間の固定化をもたらしてきた」と批判しました。

 日米共同声明が、自由・民主主義・人権・国際法などの価値を強調していることに関し、「ならばなぜ、新基地建設反対の沖縄県民の意思を受け止めないのか。国際法に違反して構築した普天間基地は無条件撤去すべきだ」と迫りました。

 菅首相は「辺野古移設が唯一の解決策」だと繰り返しました。

 赤嶺氏は、同声明が日米同盟の一層の強化と日本の防衛力強化への決意を明記したことについて、「米軍の中距離ミサイル配備や敵基地攻撃能力の保有など軍事態勢の強化は、地域の緊張を高め、軍事対軍事の悪循環に陥る」と指摘。「台湾海峡の平和と安定の重要性」に言及したことについて、「米国の対中戦略に沿い、台湾海峡をめぐる問題に軍事的に関与していくのか」と追及しました。

 菅首相は「台湾海峡への軍事的関与などを予断するものではない」と答弁。赤嶺氏は「台湾住民の自由に表明された民意を尊重し、平和的な話し合いで解決されるべきだ」と強調しました。


pageup