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2021年4月17日(土)

大阪へ医療者派遣・検査拡充を

山下・清水氏、厚労省に緊急要請

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(写真)厚労省の担当者(左側)に要請する山下氏(右から2人目)と清水氏(右端)=16日、国会内

 日本共産党の山下芳生副委員長と清水忠史衆院議員は16日、国会内で厚労省の担当者に、新型コロナウイルスの感染が大阪で急拡大しているもとで、(1)国による医療従事者の派遣(2)検査の抜本的な拡充―を要請するとともに、国と大阪府が感染急拡大の原因を明らかにするよう求めました。

 山下氏は、大阪府急性期・総合医療センターに開設されたコロナ専用重症病棟では30床ある重症病床のうち18床しか稼働していない現状にふれ、「重症者に対応できる医師・看護師を派遣してほしい」と要請しました。また、検査に対する政府の消極的な姿勢が影響し、大阪でも検査が抑え込まれてきたと指摘。「医療崩壊を進行させないために、無症状の感染者からの感染を抑えることがどうしても必要だ」と強調し、検査の抜本的な拡充を求めました。

 清水氏は、陽性者や濃厚接触者に生活の補償がないとし、「補償と一体に検査を拡充することが必要だ」と述べました。

 厚労省の担当者は、大阪では変異株が7割以上になっているとともに、人の流れが増加していると指摘。重症・中等症患者の増加により、病床使用率が増加していると述べました。


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