2021年1月23日(土)
核兵器禁止条約発効
“ここがスタート”
よびかけ人 署名訴え
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核兵器禁止条約の発効を記念し、「日本政府に条約の署名・批准を求める署名」の共同呼びかけ人らによるアピール行動が22日、東京・新宿駅前で行われました。
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の木戸季市事務局長は「条約が発効した今日は、1945年8月6日と9日と並んで人類史に銘記される日だ」と強調。署名・批准を拒む日本政府の姿勢は「恥ずべきものだ」と述べ、引き続き廃絶へ力を尽くすと表明しました。
東京都原爆被害者協議会の大岩孝平名誉会長は「核兵器廃絶に向けた号砲が鳴り、スタートが切られた」と訴え。「大きな世論で日本政府を動かし条約に批准・署名させよう」と呼びかけました。
全労連の小畑雅子議長は、核兵器廃絶へ条約発効の意義を強調するとともに、大国の圧力をはねのけ小国・発展途上国が条約発効に力を発揮し、「国際政治の変化という点でも重要な意味を持つ」と指摘しました。
新日本婦人の会の米山淳子会長は、被爆者をはじめ「みんなの力でつくりあげた条約です」と強調。「お金は核兵器や軍事ではなく、暮らし、命を守るために使うべきです」と話しました。
火山研究者の浜田盛久さんは、日本政府が「保有国と非保有国の橋渡し」をすると言いながら、米国の未臨界核実験に抗議もしない姿勢を批判しました。
俳優の宝田明さんの「日本はちゅうちょすることなく署名・批准を」と呼びかける音声メッセージが紹介されました。