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2020年9月13日(日)

なんだっけ

電話リレーサービスって?

 Q 電話リレーサービスって?

 A 耳の聞こえない人や聞こえにくい人が、手話や文字、音声とを「通訳オペレーター」を介して、一般の人と電話で即時双方向でつなぐサービスです。当事者団体は「聴覚障害者の社会参加、雇用拡大を飛躍的に向上させる」と歓迎しています。

 Q いつから始まるの?

 A 来年4月から公的な制度として始まります。これまでは日本財団のモデル事業として、2013年から実施されてきました。6月に電話リレーサービス法が成立し、同事業は来年3月31日で終了します。法案審議では、野党と与党が修正協議し、障害者権利条約第4条にある「当事者参加」が明記されました。全会一致です。参院での審議で日本共産党の本村伸子衆院議員が修正案提出者として答弁しました。

 Q 制度開始にあたって必要なことは?

 A 緊急時も含め、365日24時間の対応が必要です。「通訳オペレーター」として手話通訳士(者)や要約筆記者の養成・確保が欠かせません。将来も利用者の拡大が見込まれ、それに見合ったオペレーターの確保が必要です。そのためには給与など労働条件や処遇の抜本改善、研修が不可欠です。また、難聴者が安心して利用できるように通信機器や通信・電話料金などの負担軽減が必要で、国の責任ある対応が求められています。

 (2020・9・13)


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