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2020年6月6日(土)

常幹「訴え」を、すべての支部・グループが急いで討議・具体化し、6月前半に党員拡大前進への 流れをつくりましょう

6月5日 党建設委員会副責任者・組織局長 土方明果

 コロナ危機のもとでの全党のみなさんの大奮闘に心から敬意を表します。

急いで、常幹「訴え」の党機関と地方議員団、支部での討議・具体化を

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 5月の「しんぶん赤旗」読者拡大では、全都道府県が日刊紙と日曜版をともに前進させることができました。これは、「大運動」にとりくんだ2016年の最後の月の12月以来のことです。しかも、コロナ危機による緊急事態宣言のさなかにかちとったものとして、歴史的な成果と言ってもよいと思います。

 同時に、党建設の根幹である党員拡大では、コロナ感染防止のために、人と人との接触を避けることが求められるもとで、事実上、とりくみを抑制せざるを得なかったため、今年1月の第28回党大会以来、現勢でみると2837人の後退を余儀なくされました。

 こうした現状を打開するために、党中央常任幹部会は、6月から9月までの「党員拡大を中心とする党勢拡大特別月間」をよびかけました。5日の特別報告によると、討議・具体化する支部会議の日程を決めた支部は4割を超えています。いま、この常幹「訴え」を党機関と地方議員団はもとより、「特別月間」のとりくみの主役である支部・グループが討議・具体化を6月前半にやりとげ、党員拡大などに踏み出すことが求められています。

 常幹「訴え」を討議したところでは、5月の「赤旗」読者拡大で、全都道府県が前進したことが、党員の大きな喜びとともに政治的確信になっています。また、こうした前進を可能にした党自身の努力とともに、コロナ危機のもとでの広範な国民の驚くような変化にも大きな確信が寄せられています。この点では、常幹「訴え」の第2項の「目標をやりとげる」三つの条件の指摘が重要です。(1)コロナ危機のもとで、人々の政治への関心が高まり、国民の声が政治を動かす状況が生まれるなかで、わが党への注目と期待が大きく高まっていること (2)コロナ危機のもとで、わが党の綱領路線が、新たな生命力を発揮していること (3)コロナ危機という困難な条件のもとで、全国の支部と党員、党機関と地方議員が、党活動を維持・発展させるために努力してきたことが、党勢拡大の主体的力を高めていることです。

「特別月間」の二つの目標は、必ず実現すべき目標

 「特別月間」の目標は、全党の力を集中させる党員拡大では、全都道府県と全地区が「毎月現勢で前進」を勝ちとるとともに、党大会後の後退分を取り戻すこと。また、そのためにも全支部・グループが党員拡大に踏み出すこと。読者拡大については、この間の努力の上に立って、絶対に後退させず、毎月前進を勝ちとることとしています。これらは、この間の全党の努力の上に立ってとりくめば実現できるし、必ず実現させるべき目標として提起されたものです。この点をつかんで、目標を決め、とりくみを開始しましょう。

 さらに、これらのとりくみの推進力として、党大会決定の7割、8割の読了、改定綱領の学習の強化とともに、党大会第二決議の討議を重視しましょう。

月半ばまでに党員拡大で変化をつくることが、6月とりくみ成功のカギ

 「特別月間」の最初の月の6月、読者拡大での前進の流れを発展させながら、党建設の根幹である党員拡大で必ず前進へ転じるために、どうとりくむか。

 常幹「訴え」は、すべての支部・グループが、目標を決めて、一人ひとりの結びつきを出し合い、目標の5倍、10倍の対象者をあげることを提起しています。

 この点では、まず、これまで入党を働きかけてきた人、「集い」に参加した人、すでに綱領パンフと「入党よびかけ」を届けている人が重要です。4月、5月には、党員拡大を抑制してきたもとでも、300人余の方々が入党しています。その多くは、2回、3回働きかけてきた人です。党大会をめざす「大運動」では、全国的に数万人の人びとに入党を働きかけています。その時には入党にまでいたらなかった人も、コロナ危機を経て政治や政党への見方が大きく変化しています。そうした方があまりいない支部は、長い間の「赤旗」読者や党に入ってほしいと思う人を出し合いましょう。こうして決めた対象者には、さっそく改定綱領パンフを届けて、気軽に入党を働きかけましょう。「つどい」を設定してお誘いし、「ともに学び、成長する」つもりで入党を訴えましょう。党機関や地方議員のみなさんは、こうした支部のとりくみを励まし、一緒になってとりくみましょう。

 そこですぐに決意にならなくとも、働きかけの第一歩と考えましょう。党大会第二決議は、「入党の働きかけに失敗はない。人間的信頼関係をきずくとともに、一緒に綱領を学び、党員の活動や生き方を伝え、ためらいや不安をのりこえて決意に至るまでの一回一回の働きかけに大切な意味がある」と指摘しています。コロナ危機のもとで、広範な国民が新しい政治を求めだしている今こそ、こうした見地で広く働きかけることが特別に重要です。

 青年・学生の分野では、大学の再開を待つことなく、在校生の民青同盟員にすぐに働きかけましょう。それは、これから新入生を広く民青や党に迎え入れていく力になります。

 入党の働きかけにあたっては、いまある入党の資材をすべて活用することも大切です。改定綱領や規約のパンフ、入党のよびかけリーフもコロナ危機のなかでの「よびかけ」もあります。小松泰信岡山大学名誉教授の「入党宣言DVD」も、「集い」などで大いに活用しましょう。

 党員拡大でこの6月、「現勢での前進」を切り開こうとすれば、月初めから半ばが勝負です。全県、全地区が少なくとも20日までに党員拡大で6月の前進を開く到達をつくり、「特別月間」を成功させましょう。(ひじかた あけみ)


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