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2020年2月1日(土)

主張

「赤旗」創刊92周年

国民と心ひとつに政治動かす

 「しんぶん赤旗」はきょう創刊92周年を迎えました。日頃のご愛読とご支援に感謝を申し上げます。「赤旗」は1928年2月1日の創刊以来、日本共産党の中央機関紙というだけでなく、平和と社会進歩を願う人々の共同の新聞として歴史を刻んできました。戦争や弾圧で余儀なく発行を中断された時もありましたが、戦争反対・国民主権・生活擁護の立場を貫いてきたことは、大きな誇りです。権力を私物化する安倍晋三政権が、憲法破壊の政治を加速するもとで、タブーなく真実を伝え、国民の利益を守る新聞として、役割を果たしていく決意です。

政権追い詰めるスクープ

 「赤旗」日曜版がスクープした安倍首相の「桜を見る会」疑惑が、国政を揺るがす大問題に発展しています。公的行事に後援会員を大量招待し飲ませ食わせした首相の「国政私物化」の実態を生々しく報じたのは昨年10月13日号です。それをもとに首相をただした日本共産党の田村智子副委員長の国会質問は衝撃と反響を広げました。野党が結束して追及する中で、安倍政権は追い詰められています。

 今回の「赤旗」スクープをめぐっては、「官邸も警戒する情報収集力の秘密とは」などと週刊誌が報道したのをはじめ、国民から注目を集めています。事実を掘り起こす調査報道で、政権の“不都合な真実”を暴く―。こうしたジャーナリズムとしての本来の役割を「赤旗」がしっかり果たすことができるのは、戦前戦後のたたかいを通じた伝統に裏打ちされたものです。

 戦後最悪の安倍政権が憲法と平和、民主主義と人権を踏みにじり、「戦争する国」づくりをめざす暴走政治を告発し、正面から対決する論陣を張ることができるのも、侵略戦争に文字通り命がけで反対の旗を掲げ続けた確固とした立場があるからです。韓国の徴用工問題などをめぐり、多くのメディアが“韓国バッシング”に染まる中、「赤旗」が被害者の人権保障を解決するための視点から報道できたのも、戦前日本の植民地支配に反対した姿勢に根ざしています。

 「赤旗」は大企業の広告収入に頼らず、読者の購読料に支えられています。それが、広告収入に依存するメディアと異なり、財界・大企業の不正と横暴を堂々とただせる土台となっています。

 安倍政権がメディア支配を強め、マスメディアの権力を監視する機能が厳しく問われるとき、「赤旗」の存在は一層重要になっています。その責任を自覚し、安倍政権を倒し、野党連合政権の実現へ道を開くための「国民共同の新聞」として、知恵と力を尽くします。

さらに多くの人の手に

 いま各界の方々が日本共産党のホームページ上の動画「私も読んでます」に登場し、「赤旗」の魅力を語っています。「底辺に流れているのは、反戦平和という大きな潮流。ヒューマニズムの大道が根底にある」(元公明党副委員長の二見伸明さん)「自分の頭で考えるための事実や視点を提供してくれる非常に有益な新聞」(弁護士の川上詩朗さん)などの評価と信頼を寄せて下さっていることは、うれしい限りです。さらに多くの人の手にとっていただける魅力ある紙面づくりに取り組みます。知人、友人に「赤旗」を広げていただくことを心から呼びかけます。


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