2018年11月16日(金)
辺野古 資材搬入再開 2カ月半ぶり
沖縄新基地 県民ら座り込み抗議
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設のための車両による資材搬入が約2カ月半ぶりに再開されました。辺野古のキャンプ・シュワブで15日の午前9時、正午、午後3時の3回にわたって計101台の車両がゲート内に入りました。県民らが最大100人で座り込み「われわれはあきらめない」「違法工事をやめろ」と抗議の声を上げました。
ヘリ基地反対協議会の仲本興真事務局長は「国と県が集中協議を行うさなかの暴挙で、まさに右手で握手して左手で殴りかかる行為だ。しかし辺野古反対の民意はもう揺るがない。政府の強行は怒りを広げるだけ。粘り強く座り続け、全県、全国、世界にたたかいの輪を広げていく」と語りました。
同日、海上でも作業が行われました。工事海域は辺野古側の200メートルを残して、フロートやオイルフェンスでほぼ囲われました。
辺野古区に住む金城武政さんは「瀬長亀次郎は『弾圧は抵抗を呼ぶ。抵抗は友を呼ぶ』と言った。この言葉の通りに私たちは玉城デニー知事を選んだ県民の一人として、どこまでも知事を支え、全国の人たちに『こんな国の無法が許されていいのか』と訴えていきたい」と決意を述べました。