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2018年9月18日(火)

苫東厚真発電所の耐震設計

最低の「震度5相当」

 震度7の胆振(いぶり)東部地震で緊急停止し、内部損傷があった北海道電力(北電)苫東厚真火力発電所の耐震基準が最低ラインの「震度5相当」であることが判明しました。北電総務部広報担当者が本紙取材に明らかにしました。

 苫東厚真には、1980年運転開始の1号機、85年運転開始の2号機と2002年運転開始の4号機があります。地震後、1号機はボイラー管2本が、2号機はボイラー管11本が損傷し、4号機はタービン施設で出火しました。北電は「地震の揺れで損傷した」と認めました。

 全国の火力発電所の耐震基準は、日本電気協会の「耐震設計規程」(2000年)で「震度5以上」と定められています。あてはまるのは4号機だけで、震度5で大きく損壊しない程度の設計でした。

 北電総務部は、35年以上前に建設された1、2号機について、「旧建築基準法に準拠してメーカー設計(自主基準)している。2011年の東日本大震災後、国の委員会で、これについて『変更不要』との結論が出されている」と答えました。

 北海道全域停電(ブラックアウト)の原因解明とともに、北電と国の責任を追及するうえで注目点になりそうです。


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