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2011年11月24日(木)

府民の共同で民主主義守り抜こう

大阪ダブル選「独裁ノー」を

市田書記局長が応援

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 27日投票の大阪ダブル選挙は最後の祝日となった23日、悪天候の中、各地で激しい選挙戦が繰り広げられました。「独裁ノー」を何としてもと日本共産党の市田忠義書記局長が駆けつけ、大阪市と堺市の計3カ所の街頭で演説。「明るい民主大阪府政をつくる会」「大阪市をよくする会」は宣伝・対話で大攻勢をかけました。


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(写真)市田忠義書記局長を迎えて開かれた「明るい会」の街頭演説を聞く人たち=23日、大阪市・天王寺駅前

 市田氏は「前府知事『大阪維新の会』による独裁政治を許すのか、府民の共同の力で大阪の民主主義を守り抜くのか」という選挙戦の争点を強調し、大阪市では「独裁ノー」の現市長、府知事では「府民が主人公の大阪」を目指す会への大きな支援を広げてほしいと呼びかけました。

 市田氏は、前府知事陣営のビラに「維新の会って、独裁じゃないの?」との質問がたてられていることをあげ、「パンチが効いてきた証拠だ」と指摘。回答は「維新の会」の「決断力と実行力」を強調しているだけで、言い訳にもなっていません。

 市田氏が「話し合い抜きの独断による『決断力と実行力』を自慢することを世間では独裁というのではないか」と訴えると、聴衆から「そうだ」の声と拍手が起こりました。

 市田氏は、前府知事の議会否定の言動を告発した上で、「日本共産党は議会制民主主義を何よりも大切にするからこそ『独裁政治を許さない』の一点で現市長を自主的に支援しているのです」と訴え、大きな拍手を受けました。

 前府知事は行政の運営でも「独裁」的です。

 市田氏は、前府知事の著書『体制維新』の中で、「意思決定のルール」について「論理的に五分五分」でも「論理に負け」ても「僕が政治的に選択」などと書いていることにふれ、「結局決めるのは自分(前府知事)ではないか」と本質をずばり。「大阪市役所が持っている力、権限、お金を一回むしりとる」という「大阪都構想」についても、まともな説明もできないのに、選挙で勝てば問答無用で進めるつもりだと批判しました。

 その上で、これまでも前府知事が知事として、府民の暮らしを切り捨ててきたことを告発。「都構想」の正体は、大阪府と大阪市の権力を一手に握る「大阪まるごとのっとり宣言」だと強調しました。

 政治が教育に全面介入し、子どもたちを異常な競争に追い立てる教育基本条例案について、「最大の犠牲者は子どもたち。おとなの責任として許すわけにはいかない」と強調。職員基本条例案も「全体の奉仕者」である公務員を知事ら「一部の奉仕者」となるよう強いるものだと批判しました。

 市田氏は「大阪を独裁政治の全国的拠点にするわけにはいかない。府民の広大な共同で民主主義を守り抜こう」と呼びかけ、大きな拍手や共感の指笛を受けました。

 日本共産党の渡司考一元市議は「ファシズムの台頭を許さないみなさんの声を生かすために、独裁反対の現市長を」と訴えました。


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