新型コロナウイルス感染症対策について議論する政府・与野党連絡協議会が4日、国会内で開かれました。日本共産党の田村智子政策委員長は、「感染力が爆発的に強いオミクロン株に対応するための、全体的な対策がいまだに示されていない」として対応方針の提示を政府に強く求めましたが、明確な回答はありませんでした。
田村氏は内閣官房や厚生労働省のHPで示されているコロナ対策は、感染力の強いオミクロン株が問題となる前につくられたものだと指摘。感染の爆発的な拡大で医療4団体から「熱があっても4日間は様子を見てください」という発信がなされるほどの医療ひっ迫状況にもかかわらず、「政府から医療体制や感染対策などの全体像が示されないのは異常だ」と強調しました。
記者会見
日本共産党の田村智子政策委員長は7月22日、国会内で記者会見し、新型コロナウイルスの感染急拡大が進むもとで、岸田文雄首相あてに党国会議員団の「新型コロナ感染症『第7波』から、国民のいのちを守るための緊急要請」を提出したと発表しました。
新型コロナ感染症「第7波」から、国民のいのちを守るための緊急要請
記者会見
参院選各分野の政策/1、コロナ・感染症対策
これまでのコロナ対策の反省に立ち、次なる感染拡大への備えを確立します
新型コロナウイルス感染症は、新規感染者数が下げ止まり、新たな変異株・亜種も見られるなど、警戒が必要な状況が続いています。
先の感染拡大「第6波」では、過去最悪となる1万人超の死者が出ました。感染力の強いオミクロン株によって感染者が爆発的に増大するなか、ワクチン3回目接種が大幅に遅れ、PCR検査体制が不足して十分な検査が行われず、病床・救急医療が逼迫したために、高齢者を中心に犠牲者が増加してしまいました。「なりゆきまかせ」の対応に終始した岸田政権の責任は重大です。
これまでの対策への反省に立ち、感染爆発と医療崩壊を二度と起こさないための対策に本腰を入れることを政府に求めます。
日本共産党の新型コロナウイルス対策本部では、国民の苦難を少しでも減らそうと、とりくみを強めています。
科学的根拠をもち、生活に寄りそった対策を、国や自治体に反映させるため、メールで件名に【新型コロナ対策本部へ】とつけて、病院や学校、職場であがっている切実な声をお寄せください。
新型コロナウイルスでの具体的なお困りごとは、お住まいのお近くの共産党事務所までお電話ください。
全国300か所以上に事務所(地区委員会)があり、地方議員と党の職員が様々な生活相談に乗っています。