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2025年5月25日(日)

日本をダメにした自民党政治にさよならを

全国革新懇が総会

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(写真)全国革新懇第44回総会で特別報告する田村智子委員長=24日、東京都文京区

 「平和・民主・革新の日本をめざす全国の会」(全国革新懇)は24日、東京都内で第44回総会を開きました。「日本をダメにした自民党政治にさよならを!『市民と野党の共闘』のあらたな発展と『三つの共同目標』の共闘前進で」をスローガンに、各地域・分野の代表者が取り組みを交流し、目前に迫った都議選・参院選で自民党政治を大本から変える力となる統一戦線運動を前進させることなど、革新懇運動の飛躍への決意を固めました。(田村委員長の特別報告)

 来賓あいさつした市民連合運営委員の福山真劫さんは、「石破茂内閣は課題山積の中で対応能力がなく崩壊の危機だ。野党にとって最大のチャンス」と強調し、参院選での市民と野党の共闘の前進を訴えました。

 同じく来賓あいさつした「学問と表現の自由を守る会」の大沢真理東京大学名誉教授は、日本学術会議を解体する法案に反対する運動が広がりつつあり「参議院で廃案に追い込むことは無理ではない。たたかいはこれから」と訴えました。

 全国革新懇代表世話人の小田川義和さんが報告と提案を行い、日米安保体制への疑問の広がりという世論の変化や、消費税減税の実現可能性の高まりといった情勢にふれ、要求の一致点の共闘を追求し、政治を変える統一戦線につなげる確固とした展望を持つ革新懇運動の出番の時だと強調しました。

 日本共産党の田村智子委員長が特別報告し、選挙の大争点に浮上しているのが消費税減税だとして「いま私たちの長年の運動が大きな力を持ち、現実政治を動かしうる画期的な新しい局面を迎えている。国民的な共同を広げよう」と呼び掛けました。また、終盤国会で、日本学術会議解体法案廃案や選択的夫婦別姓の実現を求める声に応えて奮闘すると表明しました。

 東京革新懇事務局長の今井文夫さん、日本婦人団体連合会会長の小畑雅子さん、大阪・かどま革新懇事務局長の亀井淳さんが特別報告に立ちました。

 討論では、大軍拡・軍事要塞(ようさい)化反対と平和の取り組み、米価高騰のもとでの食と農業を守るたたかい、青年の要求実現などが生き生きと語られました。

 沖縄大学客員教授の小林武さんが開会あいさつし、翻訳家の池田香代子さんが閉会あいさつしました。


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