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2025年5月4日(日)

武力でなく憲法で平和つくり出そう

東京で大集会 3.8万人

田村委員長があいさつ

 憲法施行から78年を迎えた3日、憲法を守り生かそうと全国各地で集会やデモが行われました。東京では「未来は変えられる!戦争ではなく平和なくらし!2025憲法大集会」(同実行委員会主催)が有明防災公園であり、晴天のなか約3万8000人(主催者発表)が参加。ステージに上がった5党・会派の代表とともに「LOVE憲法」などと書かれたプラカードを掲げてアピールしました。


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(写真)思い思いのメッセージを掲げてアピールする憲法大集会の参加者と野党各党の(左から)伊波、大椿、櫛渕、田村、辻元の各氏=3日、東京都江東区

 実行委員会を代表して菱山南帆子さんがあいさつしました。分断と対立を乗り越えて共同で憲法集会が開かれて10年だとし「幾度も訪れた改憲の危機をはね返してこられたのは、憲法集会を中心とした粘り強い市民運動があったからだ」と強調。「ミサイルでなく憲法で平和をつくり出そう」と、総がかり行動実行委員会の署名と対話運動、参院選に向けた運動で改憲勢力を追い詰めようと呼びかけました。

 市民3氏がスピーチ。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(てるみ)代表委員は「数年の間、世界は核戦争の危険な状況にある。なんとかして打ち破りたい。核兵器は絶対に使ってはいけないという規範を70年にわたってつくり上げ、80年間、核戦争を起こさなかった日本被団協、被爆者の運動を引き継いでほしい」と訴えました。市民連合から佐藤学東京大学名誉教授が連帯あいさつしました。

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(写真)連帯あいさつする田村智子委員長=3日、東京都江東区

 日本共産党の田村智子委員長、立憲民主党の辻元清美代表代行、れいわ新選組の櫛渕万里共同代表、社民党の大椿裕子副党首、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一代表があいさつ。田村氏は、「戦後80年の今年、みなさんと一緒に、戦争国家づくりを断じて許さない、この一点での共同を大きく広げていこうではありませんか」「憲法のすべての条項を実現し、平和と民主主義が大きく前に進んでいく、真に国民が主人公の新しい日本を一緒につくりあげていきましょう。日本共産党も力をあわせ全力でがんばりぬく」と決意を述べました。

 参加した東京都千代田区の斉藤幸子さん(51)=仮名=は「軍事費が上がっている今、憲法の理念を実現し、自分たちの暮らしを豊かにするため、参院選で自民党政治を終わらせたい」と語りました。

 (田村委員長あいさつ)


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