2024年11月12日(火)
国民とともに「新しい政治プロセス」前へ
共産党議員団総会 田村委員長があいさつ
特別国会開会
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総選挙を受けた第215特別国会が11日、召集され、衆参両院の首相指名選挙で自民党の石破茂首相が選出されました。石破首相は同日、第2次石破内閣を発足させ、法相、農林水産相、国土交通相を新たに起用、その他の閣僚はいずれも留任させました。日本共産党の田村智子委員長は党議員団総会のあいさつで、国民と党のたたかいいかんで政治を変える大きなムーブメントをつくる可能性をはらんだ情勢だとして、「自民党政治に代わる新しい政治とは何かを、党綱領を手に国民とともに語り合い、探究する運動に取り組み、新しい政治プロセスを前に進める」と決意を述べました。特別国会の会期は14日までの4日間です。(田村委員長あいさつ全文)
第2次石破内閣発足
田村氏は、総選挙の結果の全体をどう見るかについて、「国民が自民党政治に代わる新しい政治を模索し、探求する新しい政治プロセスが始まった」と指摘し、「国民の切実な願いに応えるか否かが各党に鋭く問われる」と強調。自民・公明与党の過半数割れの中、国民多数の緊急の要求を速やかに進めるため、首相指名選挙の決選投票は「自公政権ノーという国民の民意に応え、立憲民主党の野田佳彦代表に投票する」と表明しました。自民党が国会運営のために他党の取り込みを狙い、さまざまな策を弄(ろう)してくると指摘し、「国民の要求に根差して政治を変える努力をするのか、行き詰まった自民党政治の延命に手を貸すのか、政党の真価が問われる」と述べました。
日本共産党が新たな政治プロセスに臨む基本姿勢として、「国民が主人公の政治の実現を目指し、国民とともに政治を動かす姿勢をぶれずに貫き奮闘する」と表明。「草の根から要求運動とともにたたかい、論戦に果敢に挑み、その実現に全力をあげていく」と述べました。
最後に、新しい政治プロセスを進める最大の推進力は、日本共産党の政治的躍進とそれを支える強く大きな党をつくることだと強調。「党の存在意義を堂々と示して、来年の都議選、参院選で必ず勝利する」と決意を語りました。