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2024年1月18日(木)

平穏な日々 願う 阪神・淡路29年

各地で追悼

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(写真)「慰霊碑」に向かって手を合わせる人たち=17日午前5時46分ごろ、神戸市東灘区中之町公園

 犠牲者6434人、家屋全半壊(焼)約47万世帯という大災害、阪神・淡路大震災(1995年)から29年の17日、被災地の各地で追悼の催しが行われ、住民は能登半島地震にも思いをはせながら犠牲者の冥福を祈りました。(関連記事)

 大地震が起きた午前5時46分。神戸市東灘区の中之町公園では、「慰霊碑」前に住民が集まり、黙とうし、手を合わせました。

 同公園で毎年、追悼の準備をしているAさん(74)は「当時、娘の家庭教師で、親しかった神戸大学生が亡くなりました。『大学院に進みたい』と言っていた。これからというときに…」と振り返りました。

 妻のBさん(71)は「震災で私たちは絶望しました。能登の方がたも同じだと思う。災害は非情です。でもいつか平穏な日々に戻れると思う。いまは体に気をつけてほしい」と語りました。

 阪神・淡路大震災救援復興兵庫県民会議は同日、神戸市で大震災29年メモリアル集会を開き、能登半島地震で避難所の環境整備は喫緊の課題としたアピールを採択しました。


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