2023年11月19日(日)
平和・学費・社会は変えられる?
若者タウンミーティング
志位さん、縦横に語る
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若者の切実な願いや疑問に日本共産党の志位和夫委員長が答える「若者タウンミーティングwith志位和夫」が18日、東京都内で開かれました。主催は日本共産党東京都委員会。志位氏は、ガザ情勢、学費、ジェンダー、日本の未来など若者からの多彩な質問に、図表や写真など資料を示しながら一つひとつ丁寧に回答しました。若者たちはメモを取りながら真剣なまなざしを向けました。ユーチューブで配信し、全国で同時視聴されました。会場では入党懇談会が大規模に行われ、4人が入党。全国各地の視聴会場でも午後7時までに計9人が入党しました。(詳報、関連記事)
「どうしたら命を救い、平和をつくることができるのか」―。イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への大規模攻撃に関わって寄せられた質問に志位氏は、「ガザでのジェノサイド(大量殺害)を許さない圧倒的な国際世論をつくることです」と強調。志位氏が「国際世論で包囲し、『ストップ・ジェノサイド』『子どもたちを殺すな』との声を広げて人道的危機の打開へ力を合わせましょう」と呼びかけると、会場の若者たちは大きくうなずきました。
「高学費や低賃金の社会を変えたい」との願いに志位氏は、世界各国と比較して異常な日本の高学費・低賃金の実態と構造を解き明かし、未来を担う若者にこそ税金を使い学費を安くし、政治の責任で賃金を上げようと訴え。会場から拍手が沸き起こりました。
志位氏は「『おかしい』と思うことは『なぜか』と問いかけ、その答えを話し合って出していきましょう。そこから社会は変わる」と力を込めました。
志位氏は、ジェンダー平等に向けた日本と世界の大きなうねり、日本共産党がめざす社会主義・共産主義、「日本は変えられるか」などの質問にも、自身の体験談やユーモアも織り交ぜながら詳しく解明。「日本の政治は『夜明け前』にある」と強調し、政治は変えられると訴えました。
休憩中に会場から競争教育、大学の自治、「旦那、奥さん、パートナー」といった呼び方についての考え方、緊張したときの対処法、市民と野党の共闘はどうなるか―などの質問が寄せられ、志位氏は丁寧に答えました。
日本共産党の青年党員2人がそれぞれ入党を決意した思いを語りました。これを受け、最後に志位氏は、日本共産党の100年余の歴史について、攻撃を打ち破りながら成長を勝ち取ってきた歴史だと力説。マルクスが高校卒業の論文で書いた「最大多数の人を幸福にした人を、最も幸福な人としてほめたたえる」との言葉を引き、「他の人の幸福のために働くことを自分自身の幸福と感じる。そういう人々が集っているのが日本共産党です。一人ひとりの人間的な成長もこの道でこそ実現します。あなたもどうかこの党に」と入党を呼びかけました。
志位氏は入党懇談会でも会場を回り、若者一人ひとりと対話し質問に答えました。