2022年10月25日(火)
オール沖縄 歩み続ける
那覇市長選 惜敗の翁長氏訴え
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任期満了に伴う那覇市長選が23日投開票され、名護市辺野古の米軍新基地建設反対の信念をぶれずに貫き、「子育て日本一の那覇市」を訴えた「オール沖縄」の翁長雄治(たけはる)氏(35)=新=は大健闘しましたが、及びませんでした。当選は、自民党・公明党推薦で前副市長の知念覚氏(59)=新=。(関連記事)
選挙戦で翁長氏は、命がけで辺野古新基地反対を貫いた故翁長雄志前知事・前那覇市長の遺志を継ぎ、政治姿勢として新基地反対を強調。「子どもたちが生きやすい社会は高齢者も障がいを持っている人も生きやすい誰ひとり取り残さない社会。『子育て日本一』とはみんなが一緒に幸せになること」だと訴え、玉城デニー知事や市民と力を合わせ平和で誇りある豊かな那覇市をつくることを掲げました。
投開票から一夜明けた24日朝、翁長氏は「安里・大道・松川 島ぐるみの会」のメンバーらと共に街頭に立ち、支援への感謝を表明。「オール沖縄は、みんなで一つ一つ生活課題も確認しながらやれば必ず保守・革新でまとまれる。県民が心を一つにするためにはお互いが真ん中によらなければいけない。オール沖縄については一緒にまだまだ歩いていただけるようお願いします」と語りました。
選対本部長を務めたデニー知事は23日夜、「私たちの気持ちは決して崩れるものではない。辺野古の新基地建設は絶対に完成させない。誰一人取り残さない日本一子育てしやすい街をつくるという翁長雄治候補の思いにこれからも応えていきたい」と述べました。
開票結果は次の通りです。
当知念 覚59無新 64165
翁長 雄治35無新 54125
(投票率47・05%)
市長選と同時に行われた那覇市議補選(欠員1)では、「オール沖縄」の永山盛太郎氏が当選を果たしました。(一部地域既報)