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2022年10月19日(水)

軍拡・敵基地攻撃協議へ

与党 安保3文書改定で初会合

 自民、公明両党は18日、年末に予定されている「国家安全保障戦略」など安保関連3文書の改定や軍事費の大幅増額をめぐる与党協議会の初会合を国会内で開きました。軍事費の財源やサイバー、経済安全保障などについて議論を深めることを確認しました。(解説)

 協議会では、「反撃能力」=敵基地攻撃能力の保有と「敵基地攻撃」の発動要件、軍事費増額の規模や財源などが主な焦点となります。自民党の麻生太郎副総裁と公明党の北側一雄副代表がトップを務めます。その下に実務を担うワーキングチームを立ち上げ、19日に初会合を開催。防衛・外務両省などから聞き取りを行い、実質的な協議を行います。

 岸田文雄首相は国内外で「あらゆる選択肢を排除せず、防衛力を抜本的に強化する」と繰り返し、敵基地攻撃能力の保有と、国内総生産(GDP)比2%以上を念頭に置いた大軍拡を表明。政府はすでに、「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」や、防衛省内での「防衛力強化加速会議」などで3文書改定に向けた協議を進めています。


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