2022年10月1日(土)
酒井三段 囲碁新人王に
大竹七段にストレート勝ち
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囲碁の酒井佑規三段(18)の先勝で迎えた第47期新人王戦(しんぶん赤旗主催)の決勝三番勝負第2局は30日、東京都千代田区の日本棋院東京本院でおこなわれ、285手まで白番の酒井三段が大竹優七段(20)に1目半勝ちし、2勝0敗のストレートで新人王のタイトルを獲得しました。(関連記事)
今期は1回戦で坂井嵩司二段、2回戦で田中康湧三段(関西棋院)、準々決勝で阿部良希三段(同・現四段)、準決勝で優勝候補の小池芳弘七段(第44期準優勝)を破って決勝に進出しました。
「混沌(こんとん)流」と称される、乱戦でこそ発揮される剛腕を見せつけ、本因坊リーグ入りを果たした格上の大竹七段を連破して、新人王の座につきました。
酒井新人王は「1、2局とも苦しい展開で、難しいギリギリの碁だった。連勝できたのは運がよかった」とし、「1回戦から苦しい碁がつづき、自分の課題、問題点が見えてきた。それを修正して、他棋戦でもがんばりたい」と今後の抱負を語りました。
さかい・ゆうき 2004年4月14日生まれ。東京都出身。緑星囲碁学園出身。18年13歳で入段、21年三段に昇段。