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2022年7月31日(日)

オール沖縄 県民大会

「新基地造らせない」は民意

デニー知事ら団結訴え

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(写真)30日にオンライン配信された「復帰50年!新たな基地負担を許さない県民大会」で訴えるデニー知事

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は30日、「復帰50年!新たな基地負担を許さない県民大会」をオンライン配信し、同会議共同代表や玉城デニー知事らが新基地ノーを訴えました。

 (デニー知事発言要旨

 前名護市長の稲嶺進共同代表は、新基地工事の現場が目の前に広がる名護市の瀬嵩(せだけ)の浜から「沖縄県民の人権と地方自治、民主主義を否定する現場そのものです」とメッセージを発信。新基地を止め、米軍がもたらす基地被害や人権じゅうりんを絶対に許さないとの思いを強く大きな力で訴えていくと述べ、「その訴えが国やアメリカを動かし、国民の賛同を得ることで沖縄県民の思いも遂げられる」と強調しました。

 高里鈴代共同代表は、本土復帰後の50年の約半分が新基地反対の運動だったと述べ、「県民総意として反対の声を上げ続けよう」と訴えました。

 米軍普天間基地が一望できる宜野湾市の嘉数(かかず)高台に立った伊波洋一参院議員は、新基地反対とともに、危険が放置され続けている普天間基地の閉鎖・撤去を訴え。有害な有機フッ素化合物(PFAS)による汚染など「米軍基地からの被害をなくす」と力を込めました。

 デニー知事は、「辺野古新基地建設に反対する県民の強い意思がある限り、(新基地は)絶対に実現しないと確信している」とメッセージを寄せました。

 司会を務めた翁長雄治県議が「新基地反対の民意を示すために最後まであきらめず団結して頑張ろう」と呼びかけ、糸数慶子共同代表が、国の設計変更を不承認としたデニー知事の判断を支持し、遺骨混じりの土砂採掘を許さないとする日米両政府宛ての大会声明を読み上げました。


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