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2022年5月12日(木)

2022参院選 激戦の様相

京都選挙区(改選数2) たけやま予定候補VS自公維の翼賛政治

9条守る共産党の躍進を

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(写真)事務所開きで支援者とグータッチする、たけやま氏=7日、京都市中京区

4人の大激戦

 改選数2の京都選挙区では、日本共産党の新人・たけやまさいこ氏(51)の他、自民、維新の新人、立憲民主の現職と4人が名乗りを上げ、大激戦の様相となっています。

 「一人のつぶやきから政治を動かす」を信条に京都府内を駆け巡る、たけやま氏。長岡京市議時代、一人のお母さんのつぶやきをきっかけに、周りの保護者とともに運動して1万人の署名を集め、中学校給食を実現。それを目の当たりにしてきた「ママ友」の一人は「たけやまさんが国会に行ったら、今度は私らの声が国会に届く」と期待を寄せます。

 岸田文雄自公政権がウクライナ情勢に乗じて「戦争する国」づくりに前のめりになり、維新、国民民主も加わって「翼賛体制」づくりが狙われる今、たけやま氏は「“戦争はだめ”“核兵器なくしたい”の皆さんの願いは、この京都では日本共産党と私に託してほしい」と訴えます。

共闘へ誠実に

 京都選挙区を「最、最、最重点区」と位置づける維新が4月15日、候補者擁立を発表し、同月20日には国民民主が同候補推薦を決めました。直後から国民民主党内で異論が噴出し、両党で交わされた「相互推薦」の合意文書は白紙となったものの、国民民主は、京都では維新候補推薦を改めて表明。「非自民・非共産」や改憲など「共通の価値観」は強調するものの、政策協定などは交わさないとしており、「野合」そのものです。「非自民・非共産」とは結局、共産党つぶし、野党共闘つぶしであることが改めて浮き彫りになりました。

 この間、京都では、各政党の立ち位置が府民から厳しく問われる情勢が進行しました。各メディアも大きく取り上げた自民党府連挙げての選挙買収「マネーロンダリング(資金洗浄)」疑惑は、「政治とカネ」の問題を争点に押し上げました。政党助成金制度の是非も含めて各党の姿勢が厳しく問われています。日本共産党は政党助成金を受け取らず、政党助成法廃止法案を提案、企業・団体献金と無縁で、その優位性は明らかです。

 先の京都府知事選で大争点に浮上し、多くの府民が反対の声を上げた「北陸新幹線延伸」問題は、自公の「与党プロジェクトチーム」が主導したもの。府立植物園を壊す「北山エリア開発」も国の方針に府が乗ったものです。これらの問題点を府民に訴え続けたのも、政党では日本共産党です。いま、野党共闘の発展が求められる時に、知事選では自民党主導の「相乗り体制」が繰り返されました。一方、共闘に誠実に努力したのが、日本共産党でした。いずれの問題でも、京都の政治情勢の中で、日本共産党の立ち位置は際立っています。

 7日行われた事務所開きで渡辺和俊党京都府委員長は訴えました。「京都選挙区は4人が名乗りを上げているが、選択肢は4通りではない。自公と維新による憲法改悪の翼賛政治を許すのか、日本共産党の躍進と、たけやま勝利で9条を生かし平和外交を進め、国民の暮らし・命を守る政治を選ぶのか、二つに一つの選択です」

 参院選で明確な審判を下すため、党京都府委員会は、日本共産党の値打ちを大いに語り、比例で30万票を実現し、京都選挙区での、たけやま勝利を必ずと全力を挙げています。(京都府・渡辺研一)


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