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2022年5月6日(金)

志位氏へのロシア入国禁止措置

事実無根の中傷 自ら孤立に導く愚かな決定

 ロシア外務省はウクライナ侵略に対する制裁への報復として日本人63人のロシア入国禁止措置を発表しましたが、その理由として「(反ロシア・キャンペーンが)西側の態度に完全に偏った日本の公的人物、専門家、メディアによって繰り返されている」などとのべています。

 これについて、入国禁止措置の対象とされた日本共産党の志位和夫委員長は5日、ツイッターを更新し、次のように批判しました。

 「私のロシア批判は、あくまでも国連憲章と国際法に基づくものだ。それを『西側に偏った』と非難することは事実無根の中傷だ。自らを国際的孤立に導く愚かな決定だ」

 実際、志位氏はロシアのウクライナ侵略に対し、節目節目で厳しい批判を行ってきましたが、それはロシアの行為が「ウクライナの主権と領土を侵し、国連憲章、国際法を踏みにじる紛れもない侵略行為」(2月24日の緊急声明)だからであり、国連憲章と国際法を基準とした対応に徹しています。その立場から、ロシアの「三つの無法」((1)国連憲章に違反した侵略(2)国際人道法に反する戦争犯罪(3)国連憲章および核兵器禁止条約に反する核兵器の先制使用の威嚇)を告発してきました。

 同時に、米国などの軍事ブロック的対応についても、大学人の集い(4月29日)、メーデー(5月1日)や憲法集会(5月3日)などで、「あれこれの『価値観』で世界を二分する」ものとして批判しています。こうした事実も踏まえずに「西側に偏った」などというのは、まさに事実無根の中傷です。


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