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2022年5月4日(水)

首相・維・国は改憲主張

 改憲右翼団体「日本会議」のフロント組織「美しい日本の憲法をつくる国民の会」(櫻井よしこ共同代表ら)と民間憲法臨調が共催する集会が3日、東京都内で開かれました。岸田文雄首相はビデオメッセージを寄せ、自民党の改憲4項目について「いずれも極めて現代的な課題であり、早期の実現が求められる」と強調。衆院憲法審査会が毎週開かれていることを踏まえて「憲法改正に向けた機運をこれまで以上に高めていきたい」と主張しました。

 自民党の古屋圭司憲法改正実現本部長は「参院選公約に必ず憲法改正の必要性を入れて訴える。憲法審査会にいる各党と連携したい」と訴えました。

 日本維新の会の足立康史憲法改正調査会長は「何を差し置いても議論すべきは9条だ」と述べ、参院選までに9条および緊急事態条項の改正イメージ案を策定・公表するとともに、政府が建前とする専守防衛から「自衛のための必要最小限度」の要素を取り除くべきだと主張しました。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は「憲法審査会が当たり前のように開かれるようになり、わが党が果たした役割は小さくなかった」と述べ、改憲議論の推進を成果として“強調”しました。

 集会は「来る参院選において堂々と改憲の必要性を国民に訴えるとともに、結束して改憲内容の早急な合意形成を図るよう、強く要望する」などとする声明文を採択し、参加した政党代表に手渡しました。


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