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2022年4月21日(木)

人権蹂躙 激しい怒り

米兵暴行 デニー知事コメント

沖縄

 沖縄県で女性に性的暴行をしようとし、けがをさせたとして米海兵隊上等兵が強制性交等致傷罪で起訴されたことについて、玉城デニー知事は19日、「女性の人権を蹂躙(じゅうりん)するものであり、断じて許せるものではなく激しい怒りを覚える」とのコメントを発表しました。

 デニー知事は「非人間的で卑劣な犯罪は、基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に強い不安を与える」と非難。県内で、21年1月の那覇市での米海兵隊員による強制わいせつ事件、同年4月の本島中部での米空軍属による強制性交等未遂事件などが繰り返されていることを挙げ、「在沖米軍の教育や管理体制が極めて不十分であると言わざるを得ない」と厳しく批判しました。

 今回の事件は、昨年10月に発生し、同年12月に那覇地検が上等兵を起訴しました。県は、12月23日に米側から情報提供があったものの、県警などから被害者のプライバシー保護の観点から情報の取り扱いに注意するよう依頼されており、公表を控えていたといいます。

 また、県は12月末、米軍と日米両政府の関係者を県庁に呼び抗議し、実効性のある再発防止策を早急に講じるよう求めました。


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