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2022年4月18日(月)

化石燃料脱却 再エネ強化へ

山添議員らトーク アースデイ

東京

写真

(写真)参院選挙を前にエネルギー問題を考えたトークイベント=17日、東京都渋谷区

 地球環境について考えて行動するイベント「アースデイ東京2022」(同実行委員会主催)が17日、東京都渋谷区の代々木公園で開催されました。オンラインのトークイベント「参議院選挙が近い! どうするの? エネルギー政策『未来を私たちの手の中へ』」には、各政党から国会議員が参加し、エネルギー問題に対する考えを語りました。日本共産党の山添拓参院議員が参加しました。

 山添氏は、産業革命以前からの地球の平均気温の上昇を1・5度に抑えるためには、25年までに温室効果ガスを増加から減少に転じる必要があると強調。「大規模な省エネや再生可能エネルギーの強化で、直ちに化石燃料の依存から脱却する必要がある。今の日本政府の対応では到底間に合わないし、政府は原発に頼る姿勢も改めていない。脱炭素社会は我慢や低成長を強いるものではなく、持続可能な成長に道を開くものだ」と語りました。

 オンラインで参加した女子大学生は、昨今のヨーロッパ情勢や日本での地震発生による電力の逼迫(ひっぱく)の問題を取り上げ、有事の際のエネルギー供給をどのように考えるか質問。山添氏は、大規模集中型の火力発電や原発では、電力がすべて停止する不安は解決できないと強調。「緊急事態を想定するうえでも、分散型の再生可能エネルギー体制を強化することが必要」と答えました。

 新潟県から参加した女子高校生は、若年層の有権者に対して環境政策をどのようにアピールするかを質問しました。山添氏は、若い世代の皆さんが関心を持ち、問題意識を持っていることで政治が動こうとしている姿を社会に見せていくことができるように対話型の取り組みを進めたいと述べました。

 トークイベントには立憲民主党と、れいわ新選組の代表も参加しました。


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